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コロナヘイトは身近にある。

苦渋の決断でした。毎年、ゴールデンウイークの旅行は離島に行って家族でゆっくりすることが恒例行事でしたが、今年はキャンセルしました。

理由は、離島の市長さんが、緊急事態宣言が出た場合、旅行は謹んで欲しいとの要望です。それはごもっともです。あたり前ですね。3月の卒業旅行シーズン、海外旅行に行けない学生たちが大量に離島に押し寄せたそうです。コロナフリーとか言って。。何てことを・・。離島にはコロナウィルスに対応できる病床は限られています。高齢の方々が多いし、一気にウィスルが広まったら大変です。ただ、離島は観光で成り立ってますので、ジレンマですよね。

娘が一年で一番楽しみにしている家族行事だから、分かっていてもなかなかキャンセルできず。やはり緊急事態宣言が出て私は良かったです。諦めが付きました。通販で大量に離島の特産品を買って、ゴールデンウイークは行ったつもりになる予定です。

やはり世代間で、コロナウィルスに対する考えは違うのだろうか。離島に殺到する若者たちを見て、本気で信じられないと思ったけど、自分より年配の方々から見れば、私の行動も信じられないと思うのかも知れません。近くで話をするだけとかでも。なんで、この人はそこまで気にするのか?って思った感情は、若者たちが私に抱く感情と同じかも知れませんね。

このような世代間での考えの違いは、今世界中で問題になっているコロナヘイトの一つだと考えることも出来る。世代間の違い以外も、マスクをするしないの衛生の感覚だったり、テレワーク出来る出来ないの環境の違いだったり、自粛要請の中、営業出来る出来ないの業種の違いだったり、ヘイトの種はそこらじゅうに存在していますよ。すべてコロナウィルスが原因ですけどね。

そのようなヘイトの感情は何気ないことから始まります。そこが怖いところです。しかも、みんなウィルスという見えないものが敵だから常にストレスを感じている状態で、ピリピリしていますから。通常では考えられない些細なことでイライラしています。

では、ヘイトをどうやれば止めることが出来るのか?マスコミやSNSで煽らないようにすることも大事ですけど、結局は個々人の感情のコントロールです。本当に基本的な話ですが、自分の言動を受け取る側の人がどう感じるか?を考えてから行動することですね。

今はいないと思いますが、カラオケ行ったり飲み会行ったりしていた若者たちを見て嫌悪感情が出ますが、はたして自分が20歳の時だったら、有り余る体力と好奇心を抑えて自制できたのか?買いだめをしている老夫婦をみて嫌悪感情が出るかもしれませんが、それは戦後のモノ不足の時のトラウマがあるかもしれません。それぞれの行動には理由がありますから、なんでそのような行動するのか?を考えると、案外、全く理解できないものではないかも知れません。

私が心配しているのは、欧米にいる日本人の友人たちです。アジア人ってだけでもしかしたら差別されるんじゃないかなと。仮にウィルスが収束しても差別は続くのではないかと。本当に心配です。今は家にいてくださいね!!