少し冷静になって考える
先日の記事で、モノづくり補助金に挑戦!!ということを表明しましたが、少し冷静になれ!と自分の内なる声が聞こえてきました(笑)
確かに採択されれば、実際かかる金額の1/3で設備を導入出来ます。これは千載一遇のチャンス!と思っています。でも、本当に当社の課題を解決するのに十分な内容かどうか?本当に必要なものなのか?考える時間が必要だと思うようになりました。
本日と明日、機械を見に行き、実際に加工のデモを行う予定。補助金ありきで考えるのではなく、本当に十分なスペックかどうかをきちんと見極めたいと思います。これだ!!と思えば、徹夜で申請書類を書くことにします。
経営をしていると、スイッチが急に入るときがあるのです。何でもうまくいく!!と。実行しないと、目の前にチャンスを逃すよ!という、少し脅迫観念的な側面もあります。今まで、結構設備は入れてきましたが、半分は直感です。これは行けると!何でもかんでも計算していたらリスクばかりが気になって実行は出来ません。そのような過去の自分の経験から、まずは設備を入れてから考える!というスタイルも間違ってはいないと思います。
ただ、現在のコロナ禍の状況はある意味特殊な状況です。この特殊な状況こそチャンスなのだ!と思うのは経営者としてまっとうな考えだと思います。でも、だからこそ、こんな時こそ、少し冷静になって考えることも大切なのでは、と考えています。
もちろん、今日と明日に見る機械設備が、当社の課題を解決し、将来発展が見込めると思ったら、速攻で補助金にチャレンジします。でも、これはイマイチ・・・と思ったら、思いとどまることを忘れてはいけない。この記事は、自分へのメッセージでもあります。機械見たら、大体欲しくなるから(笑)
コロナ禍での精神状態は普段の時とは全く違う。将来への極度の不安と、何かが変わるはずだからチャンスを逃したくない気持ち、周りが自分の会社より忙しいのか?暇なのか?社員達の安全や仕事の忙しさは?とにかく、色々な思うが頭の中で駆け巡るのです。
そうなると、冷静な判断をするのは通常時よりも難しい。だからこそ、通常より意識的に冷静になるように努める。そう自分に言い聞かせる(笑)
学校が休校になったのは2月末、それから、コロナ騒動大きくなって気が付いたら5月中旬。コロナコロナで大騒ぎですが、季節は例年通りに過ぎ去っていくし、人間は大騒ぎしていますが、自然はコロナ前と何にも変わっていません。このチャンスを逃すまい!という鋭いアンテナも必要だけど、何があっても冷静な判断も必要です。