イベントが少しずつ動き出す。

仲間の社長の話ですが、止まっていたイベント関連の仕事が徐々に動き出してきたとのこと。もちろん、キャンセルになったイベントは数多いと思いますが、延期になっていたイベントが動いてきたことは大きい。

他人事かと思って聞いていましたが、当社にも今年の2月にお話頂いていた件が動き出すと連絡がありました。以前は意識しておりませんでしたが、「イベント」って製造業には大きい市場なんだと再認識しました。記念品、ノベルティ、メダル、表彰楯、などなど、私たちが提供できるものは多いです。そして、ここが大事なのですが、数がまとまります。一点一点のお仕事はもちろん大事です。ただ、工場の稼働状況を上げるためには数量も必要なのです。本当にどっちも大事。特に多くの社員を抱えている会社は、まとまった数の仕事を受注することで、ある程度、仕事が切れる心配が無くなります。それは、経営者の安心につながります（笑）

これが、コロナ前のようにコンスタントに続けば良いと思っているのですが、現実を見ると、厳しいかもしれません。コロナウィルスの患者数も増えてきています。政府は今のところ経済活動の再ストップは考えていないようですが、今後は分かりませんし。思った通りには行かない、これがリアルな世界ですね。その状態で、現実を受け止めて、やり繰りしていかなくてはなりません。

大手メーカー様のお仕事はまだまだのようです。日本の製造業の屋台骨である自動車産業など、まだ動きがあまりないようなことを耳にします。大手メーカーさんも、そのサプライヤーさんも、もちろん以前の状態に戻りたい気持ちはあるのですが、需要が回復しないと仕方ありません。少し規模の大きい中小製造業（従業員数100人以上とか）は、やはり数量のまとまった大手メーカーさんのお仕事が無いと厳しいと思います。人件費など固定費を賄うには、数量がまとまった決まった仕事が必要なのです。それが現実です。

ただ、徐々に状況は良い方向に向かっていると私は思っています。本日、お得意様のところに打ち合わせに伺いましたが、在宅勤務が緩和されてきているようで、先々月・先月に比べて、明らかに出社されている社員の方々が多かったです。私達中小製造業が生き残るために自力で出来ることもありますが、やはり、現実的には、大手のお客様のお仕事が動かないとダメです。製造業全体をグッと底上げするには大手メーカーさんのまとまった仕事が必要です。なので、もっとお仕事出してください！（笑）下請けたちは、首を長くして待ってます！！