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梅雨時、季節の変わり目は何かと・・・

季節は品質を左右する要因です。今のような梅雨時、もしくは、冬場の超乾燥する時期気温と湿気は品質を左右します。

気温が上がると、いつも以上に彫れてしまったり、マスキングがベロっと取れちゃったり、不具合が出てしまったりします。細かい文字とか、この細さのマスキングでスパッと文字が出ていたのに、この時期だと彫れすぎて、文字が太くなったり、凸文字の場合は文字は細くなってしまったり。寸法を測れば、コンマ何mmの世界なのですが、見た目は大分変わります。人間の目はすごいのです。

逆に低温と乾燥も大敵。低温だと機械があったまらず精度が悪くなったりします。以前あったのはレーザーマーキングがあまりに気温が低くうまく作動せず、マーキングの寸法が狂ったこともありました。また、乾燥は静電気の要因になります。白ベタの中にポチっと赤い点、やっちまった・・・やり直しです。あと、デジタル印刷機だと、材料の搬送、静電気でくっついていまい材料がダブって搬送され、機械の中でストップ。そんなことも頻発します。

こんな感じで、梅雨時の今の時期は品質のトラブルもよく起こりますね。もちろん、客先に流出しないように社内で十分に検品はします。

不思議なことに不良が出る時はまとまって出ます。実は今日も重なりました。原因はバラバラですが、不思議なものです。これは、品質に気を付けなさいのサインであることは間違いないです。その時は謙虚に原因を探る必要があります。今日も、今日発生した不具合について、製造も検品も自主的に話し合っていたので私は安心しました。社員みんな、品質には一番気を使っています。

品質維持を再考する、コロナ禍で出来ることですね。明日も良い品物を作れるように、緊張感を維持できるよう努めます。