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今日もメッキのお勉強~品質は細部に宿る~

今日もメッキ屋さんへ。メッキのお勉強の続きです。

私、どうもメッキがあまり得意ではなく、そもそも、色々と相談できる方がおらず、パートさん紹介のメッキ屋さんの社長さんにお世話になってばかり。今日も先日のメッキ屋さんへ伺いました。銘板で取り扱っている真鍮や銅は錆びやすく、塗装やメッキをしないと、触っただけで錆びてしまいます。銘板だと表面しか見えないのでクリア塗装で済ますことが多いのですが、今回、自分の弱点を補うべく、メッキの知識を付けたいと思っています。

メッキをすると、ぐっと高級感が増します。錆び防止というか、見栄えの問題。その見栄えですけど、社長さんから言われたことは、細かいところに気配りすることで見栄えはグッと変わるよ!と。メッキの付け具合とかももちろん大事ですけど、もっと細かい仕上げの部分。具体的に今日、アドバイスもらったことは、プレートの端面の部分。金属を断裁するとバリという出っ張りが出ます。もちろん危険なので、常にバリ取りはしますけど、もっともっと丁寧に。工業製品でもバリ取りは必須ですけど、それ以上に丁寧に丁寧に磨く

その細かい部分が全面に出る訳ではありませんが、そのように気配りをするともらった人に伝わるんです、というアドバイス。それを主張する訳ではないけど、細かい気配り、かけた手間や時間は相手に伝わるということです。なるほど、品質とはそういうことなんだ、と改めて考えさせられました。

では、かけた時間や手間のコストは?確かにそうです。ビジネスになるかならないかは価格は非常に重要な要素であることは間違いない。でも、今はその細かい気配りに拘ってみようと思っています。より良いものを作りたい。革新的な技術よりも、今ある技術を深掘りする。その気配りで新たに感じる部分、見えてくる部分もあると思っています。

日々、勉強ですね。本当に私の知識や経験なんてまだまだです。今まで工業製品ばかりを取り扱っていた中で、今回、少しジュエリーなどの装飾品の感覚で製品を見るようになったので、同じ製品でも視点が変わりました。

幸か不幸か、コロナで今までの仕事以外の部分に目を向ける時間が出来ましたので、新たに吸収できるものは吸収する。すぐに結果は出ませんけど、今後の仕事を考える上で、とても貴重な時間だと思っています。