彫刻機のお勉強
先週の新設備搬入に伴い、今日は機械操作の講習会でした。講習会といっても、先生は一人でOJTです。実際に一緒に操作して覚えます。
製造部の社員達は多忙なので私が講習を受けました。大体いつもそうです。機械の入れ替えやグレードアップは担当の社員に聞いてもらいますが、まだ担当が決まっていない設備は大体私が説明を受けるのです。そのうち引継ぎをしますけど。そう言えば、一番初めにUVインクジェットプリンタを入れた際は、作業も自分で行っていました。あの時は忙しかった、仕事量は大したことなかったけど。はい、自分がいつまでも作業していてはいけません。仕事を取る人と機械を動かす人は別々でないと広がりませんからね。
今日は彫刻機の基本を習いました。まずはソフトの使い方、そして、刃物のセットの仕方、実際の彫刻という流れです。実は彫刻については順番が逆です。刃物を使った彫刻機を持っている彫刻屋さんがレーザー彫刻機を導入することが多いのですが、うちは最初レーザーマーキングの機械を導入しました。理由は、取り扱う素材が金属ばかりだったからです。特にアルミ。アルミは柔らかいのでレーザーでのマーキングや彫刻が簡単に出来ます。簡単といっても、レーザーマーキング、レーザー彫刻機は非常に高価です。うちには2台入っていますが、総額は軽自動車×〇台分。価格としては今回の刃物の彫刻機が一番お安いです。
今回彫刻機を入れた理由は樹脂製の銘板を内製したかったからです。主にアクリルです。銘板は最後の工程なので、納期が無いものが多いです。社内で対応出来れば早いなと思い、今回の設備投資を考えた訳です。
よく「ワンストップ」って言いますが、そのワンストップで製作対応できる体制を整えていきたい。されど銘板屋です。あまり製品は手広く広げず、銘板に絞って取り扱う製品群を増やすってのが狙いです。もう銘板屋なんて時代遅れ!と思われがちですが、まだまだ出来る事はたくさんありますよ。私はこの業界でしぶとくやっていきます。
それにしても、新しいことを覚えると頭が疲れます。今後、ひとに教える訳だからなおさらです。ちゃんと理解していないと教える事出来ませんから。明日の少し機械を触ってみようと思っています。なかなか充実の一日でした!