独りぼっちになって初めて自立
忙しくなってきたという投稿の後、また仕事は落ち着いてくるっぽい状況になりそうです(笑)波というか、仕事がでるタイミングが重なっているのかな。来るときは来る、来ない時は来ない、そんな感じですね。全体の仕事量は落ち込んだままなんでしょうね。製造部は先日の機械搬入からまだ落ち着いておらず、仕事量はちょうど良いバランスでしょうか。いつもの年はこれから繁忙期です。今年はガマンの日々が続きそうですね。
昨日は歳が20歳以上離れている若者と飲む機会がありました。若い!リアルな仕事の状況をみんなで話して、もしかしたら結構刺激になったのでは?と思います。同年代の友人からはまず聞けないようなことが話題になりましたので。自営業は良いこともあり、辛いこともあり、その幅はとても大きいものですと。悲観的な話は出なかったから、将来、楽しくて充実した人生を送ってもらいたいですね。
その中で、外の世界を見ることの大事さが話題になりました。私は以前のブログでも書きましたが、20代の頃に3年間日本を離れた経験があります。外から日本を見たという経験。たった3年で、もっと長いこと外国にいる方から見ればそんな短い間で何が分かるか?と言われそうですが、私の人生の中では最も大きなことでした。日本の悪いところ、良いところが分かったし、アメリカという多様性の中にいると、日本人同士の差なんてものは小さいものだと。そして、外国で初めて経験した「自立しなくちゃ」という感覚。これは間違いなく今の仕事に役立ています。
親元から離れ、親しい友人や彼女/彼氏から離れ、自分一人で何でもやらなくちゃいけない環境だからこそ、自立心が芽生えるのかなって。結局誰も助けてくれません。すべて自分でどうにかしなくちゃいけない。この経験は今の自営業の仕事でも毎日役立っています。社長という立場だから、その場で解決しなくちゃいけない。選択をして物事を決めることが私の仕事ですから。そして結果も出さなくてならない。今のようなコロナ不況の真っ只中。減った売り上げは挽回しなくちゃいけないし、減った売り上げの中でやりくりしなくちゃいけないのです。その困難な状況を真正面から受け止める、これこそ自立心があるからこそできることです。
うまく解決できるか?はやはり経験が必要で、資格や学位があるから何でもうまくいくわけではないのです。時間が必要です。でも、自立心があれば、この困難に立ち向かわなくちゃ!という気合と、自分の考えを具現化する行動力が出てくるものだと信じています。
若い時、体力がたくさんある時、一回独りぼっちなる経験をした方が良いと私は思います。年齢が上がってくると守るべきものも増えるし、自分がやりたいことをすべて出来る訳ではない。毎日色々あって精神的な余裕がないと、孤独感に耐えられなくなります。だから、若い時に独りぼっちになる経験をしておいた方が良いと思います。そこから芽生える自立心は、将来きっと役立つ。その経験の差って本当に大きいものです。
若者と話をすると、自分が同じくらいの年齢だった時のことを思いだします。私にとっても本当に良い機会でした。ありがとうございました。また一緒に飲んで色んな話をしたいものです。