リアルを伝えるテレビ番組

昨晩、NHKのストーリーズという番組を見ました。最近、NHKはリアルを伝えるようなドキュメント番組が多いように思えます。多少、色は付いていると思いますが、割とリアルな状況を伝えているなって思っています。

東京上野の信用金庫さんの話でした。コロナで資金繰りに困る中華料理屋さんとビジネスホテルさんのお話でした。中華料理屋さんは毎月の支払いがかなり厳しく、家賃の交渉、持続化給付金が入るまでの話、そして、コロナの影響を受けた企業向けの融資の話。特に融資の件、申し込みが殺到して保証協会の審査に時間がかかり、支払日とのギリギリの交渉。最後は、信用金庫さんの担当の方が保証協会に直接伺って審査を通してもらい、支払日ギリギリに間に合うという結末でした。

また、ビジネスホテルさんに関しては、コロナで外国人観光客が99.9%減。宿泊客も少ない時で1組などという状況。こちらはGO TOトラベル開始後、宿泊客が少しだけですが増えたというお話でした。もちろん、資金繰り支援の融資も申請して融資が下りています。GO TOトラベルで少しお客さんが増えた時、テレビ見てて泣いてしまいました（笑）

GO TOトラベルは意味があるものか？という論調もあるし、東京から地方へウィルスが伝播してしまうのではないか？そもそも東京にお客さんは来るのか？など、憶測で意見はあると思います。ただ、昨日の番組で分かったのは、確かにコロナ前に比べればまだまだだけど、少しでも効果は出てるってこと。それがリアルなんですね。私がホテルの社長だったら超期待しますし、それにかけます。

飲食や宿泊業は、私がいる製造業をはるかに超える影響を受けています。赤字っていうレベルではなく、売上がほとんど立たない状況。それでも事業を続ける決断、私は本当に勇気があるなと思いました。そして、モヤモヤしている自分が少し恥ずかしくなりました。こんなことで落ち込んでいる場合ではない！！

社長達はどう考えているか？が気になって、同じ製造業の社長ブログをいくつか、定期的に見ていますが、みなさん四苦八苦している状況は変わらず。でも、みなさん同じことを言っていて、とにかく焦らず、今目の前にある仕事を粛々とこなし、コロナ前より少しでもレベルアップするように努めていること。それしか、やるべきことは有りません！！

そしてうちの状況を振り返ると、今日、なかなかセットアップが進まなかった最後の新設備の準備が整いました。これこそ今やるべき仕事です。少しでも早く収益を得られるようにすること。それ以外も、製造部の社員達は新設備の調整に苦労し、同時に日々の仕事を粛々とこなしています。やはり、これしかない。ドバーっと戻るまで準備するしかないのですね。

話は戻りますが、昨晩みたNHKの番組みたいに、リアルな状況をただそのまま見られるような番組が増えたらいいなって思います。最近は、報道番組でも何かストーリーありきなものが多いように思えますし、ウソや誇張が分かりやすい番組が増えれば増えるほど視聴者は離れてしまうと私は思います。作られたものであれば、自動的に流れてくる情報ではなく、自分が見たい番組を見たい。だから、NETFLIXなどのオンデマンドの動画配信サービスが盛り上がるだろうし、私もAmazon Primeのヘビーユーザーです。

ストーリーありきで、番組に出る一般の人をストーリーの一部として扱うのではなく、その一般の人の気持ちや思っていることをそのまま伝えてもらえるような番組を見たい。昨日は本当にそう思いました。