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気になったことは早めに

相手がどんな人でも、言いづらいことってあります。お客さん、外注さん、社員、家族などなど。あまり会わない人はグレーゾーンで終わらせても問題ありませんが、毎日付き合う人に対して、言いづらいけど、言っておいた方が良いよなーと思うことはよくあります。そんな場合、問題が大きくなる前に、早めの相手に伝えた方が良い。

お客さんとの打ち合わせの場合、こちらは専門家ですし、過去のトラブルが記憶にありますので、あ、ここ気付いていない、ってことがよくあります。それが大トラブルに発展するかは相手の捉え方ですが、こんなリスクありますよ、と軽く伝えておいた方が良いです。特に打ち合わせ段階では軽くで良いと思います。理路整然とリスクを全部並べても相手はイヤな気持ちになりますから、口頭で軽く。正式な見積もりの際、気になるのであれば見積書に入れておくことも重要です。軽くでも重くでも、実際の仕事がスタートする前に伝えておくことは、その後のリスク回避に繋がります。きちんと伝えました、ということです。

外注さんや社員に対しては、今となっては分かり合っていることが多いですから、ポイントを押さえて、ここ気を付けてくださいと必ず言う。品物が上がってからでは遅い。ダメであれば最初からやり直しでロスが生まれます。だから、指示をする場合はリスクと、相手とどのくらい分かり合っているかを判断して、言うべきことは先に言っておく。

相手がどこまで理解してくれているかは、本当に人によります。過去にあった類似事例から、あ、今回も気を付けよう!と思う人もいれば、毎回同じことを伝える必要がある場合もあります。0と100ではないので、0と100の間での共感というか、これは人それぞれ。100に近いくらい共感できれば指示する方は楽ですけど、その指示を出すタイミングも大きいです。他に重要な仕事をやっている途中で、些細だけど必要なことを伝えても伝わる割合も変わりますから、忙しそうであれば、メールやメモで文字で伝える、記録を残すことが大事かと思います。

このようなコミュニケーションミスで起こるトラブル、昔に比べて減りましたけど、0にはなりません。それは、銘板という製品の特性もあるし、多品種少量生産といううちの特性もある。

気になったけど言いづらい、気になったけど言わなくても良いか・・・を放っておくと、気が付いた時は問題が大きくなっていることが多いです。だから気を付けないといけません。早めに言っておいた方が良い、とにかく早めに。私は、物事が伝わらない場合、伝える側の方の責任だと思っております。何でわかんない!!はこちらのエゴで、分からないなら分かるまで伝えなくてはなりません。こちらが色んな手を尽くしても伝わらないのであれば諦めるべきでしょう。自分でやるか他の人にやってもらうか。

何かのどに詰まった感じだな~っていう違和感、それは直感。あー、ヤバイなと思うことは、大体本当にヤバイ状況になります。だから、気になったことは早めに言う。最近はそれを心がけております。