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恒大集団は金融危機の始まり??

今朝、いきなりニューヨークダウの大幅値下がりのニュース恒大集団って何?(笑)借金が多く、破綻の危機との報道で世界中の株式市場が下落しております。日経平均も同じく下落。

このように急激な下落が起きるとリーマンショックの再来か!と大騒ぎする人もおりますが、そうはならない、という報道が多いように思えます。一時的に乱高下すると思いますが。恒大集団が実際に破綻するかも、という際に中国政府がベイルアウト(=助ける)するかしないか分かりませんが、そもそも恒大集団の社債を外国の企業が大量に買い込んでいるわけではないので、リーマンショックほど世界中に影響は広がらないだろう、という意見が多いです。

リーマンショックは史上最悪の金融危機の一つと言われる理由は、その波及範囲の広さです。サブプライムローン=つまり、リスキーな借り手へのローンの貸し出し、この債権が他の信用の高いローンとごちゃ混ぜになって売り出され、リスクを適性に判断されることなく低リスクの製品として、世界中の金融機関が買っておりました。とある映画でサブプライムローンを3日前に採れた鮮度が落ちた魚と表現していました。その古く傷んだ魚を鮮度の高い魚と一緒に煮込んでシチューにする。まさにこれがサブプライムローンが組み込まれた製品です。実際はとても支払いが出来ない人にもローンの審査書類を改ざんするなどしてどんどん貸し出しており、当然ながら支払いが滞ります。そんなこと知らない投資家は誰も真のリスクを知らずに買い漁っていました。で、あるタイミングで暴落。

このような世界的な金融危機に比べれば影響は少ないと思います。また、1年くらい前にコロナショックで株式市場が暴落しましたが、今はどうでしょう。今回の騒動で値下がっていますが、株式市場は絶好調でした。世界中で金融緩和続いているので、今回の騒動で市場にある資金が急に枯渇するなんて思えません。それよりか、アメリカの金利動向の方がよっぽど気になります。金利上がれば、特に新興国からの資金の引き上げあるかも知れないし、為替への影響も大きい。アメリカの政策金利のほうがよっぽど影響は大きいと思われます。コロナで緩めすぎた蛇口をどう閉じるのか、コロナ禍の出口戦略。各国で政策は分かれると思いますが、今後の金融市場を見る上では超重要ですね。

実際に私も投資始めましたので、今回のニュースは気になりました。やっぱり、身銭切らないと本気で考えませんよね(笑)