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新しい外注先、継続性が一番気になる。

普段お付き合いのある外注先さん、毎日お付き合いしていると少しの変化でも気が付くもの。そして長い目で見て、どうするかを考える余裕もあります。

今回思ったこと。今後付き合うかもしれない新たな外注先さん、一番気がかりなのは、その会社がいつまでやってくれるかです。実はもう値段だけではなく、その点が一番心配なのです。少し前に知り合ったお客様。工程の一部を外注に出すという話をしたところ、値段うんぬんよりまず、その会社さん、ずっと続けますか?と。なるほど、大手のお客様は今それが一番心配なのか!と気が付きました。

特に社長も社員もみんな高齢で、値段がとにかく安いものは私もかなり気になります。その安さはとんでもなく安く、どう考えても経営が成り立つとは思えないものです。

よって、とにかく安いものは気を付けないといけないと思うのです。たぶん5年後はありませんから。

仕事を引き継ぐ場合、一番簡単な方法は同じルートで仕事を流すことです。10年前はそれで十分でしたが、今はそうではありません。いったん引き受けたらうちに供給責任が生じますから、まずは自社で持っているネットワークで何とかならないのか?と考えるようにしております。

お付き合いが無いと、値段はさておき、トラブった時の対応とか、急な依頼に対応してくれるかなど分かりません。実はその対応力が値段よりも大事で、そんなこと知りませんと言われる怖さがあると、新たにお付き合いすることをためらってしまうのです。

いや、本当に仕事が以前と比べて継続することが難しくなっております。だから、まずは自社+外注さん含めて、その仕事が継続できるか??これが一番大切な要素だと思っております。継続難しいのであれば、これを機に仕様変更するなど先に対応しなければと思っております。それが難しいのであれば、引き継ぐことを諦めるしかないかなと。責任持てないお仕事は引き受けてもお互い大変になるだけですから。

モノづくり業界が抱えるリアルな問題です。今、その真っ只中におります。