出来ないことは早めに言う。

最近、お問い合わせも少し落ち着いてきました。GWの大型連休前といった感じです。これは営業サイドの話で、製造現場はまだまだピーク過ぎませんね。これから納期調整が続きそうな予感です。

で、私が最近こころがけていること、それは、「出来ないことは早めに言う！」です。うちは工場で実際に加工しております。せっかく頂いたお問い合わせだから、全部対応出来ないかと以前は考えておりましたが、件数こなすうちに、うちが出来ること、出来ないこと、分かってきました。というか、以前から分かっていたのですが、ネットワーク駆使すれば何とかなると思っていましたが、何とかならないことが分かってきて、無理なものは早めに言うことをこころがけております。

作る側の意識として、お客さんがネットでうちを探す感覚で、うちは協力工場を探すのはいかがなものかと思っております。私も以前は出来ない加工が出来る会社さんに行ってネットワークを広げようと思い実践してましたが、まず、仕事になりません。勉強して終わりです。だから、そういうのは止めました。相手先にも申し訳ない。

一度きりの発注で終わってしまったり、やっぱり綺麗に上がらないとか、特に横のつながりの面で、希薄な関係だと仕事は生まれないのがよく分かりました。特に値段で選んでしまった場合は絶対NG、続きません。そうやって動き回ることをやめたということです。

自分の時間は一日24時間って決まっております。それ以上に増えません。何とかしよう！と動き回ると仕事をした気になりますが、実際のアウトプットは無いので、そうであれば、足元の本業の方に注力した方が良いと思うようになりました。まだ未確定の協力工場探すより、自分の工場や既存の協力工場で出来る仕事を取っていった方が絶対に良いと今は思っております。

もう10年以上のお付き合いのある仲間と仕事を進める上で、今更気付くことが多い。長いこと製造に携わっている工場は独自のノウハウがある。それは表に出るものではなく、もしかしたら仲間同士でしか分からないことかも知れませんが、実はそれが利益に直結しているのだと私は思っているのです。

そう考えていると自分は内向きかなと思う時もありますが、それもタイミングの問題かも知れません。外を見るのか、内をみるのか。今は、もっと今の仕事を深掘りしたいきたい、そう感じております。そして、それが自分の中でひと段落するとまた外を見る。その繰り返しで良いと思います。今日もずっと会社におりましたが、今でも気付きはあります。毎日何かしら起きます。それは外を飛び回っていなくても、今いる環境で感じられることです。足元を再確認すること。それが毎日楽しかったりします。