気遣いが余計なおせっかいのならないように・・

私の仕事は営業です。どんどん新規のお仕事を取るのが私の仕事。

新規のお仕事はウェブサイト経由で来ますが、最初のコンタクトは見積り依頼だったり相談だったりです。もう10年以降このスタイルで営業していますから、お問い合わせの傾向ってものは分かっていて、お話している間に何となくの方向性が決まってきます。

今は少し自分なりに矯正しましたが、一時期、自分の考えを押し通すことに注力し過ぎた時がありました。「提案」という言葉は非常に便利ですね。調子乗って色々提案し過ぎた時があって、それなりに喜んでもらえたので良かったのですが、実は傾聴が足りなかったのではと反省した時期がありました。つまり、提案にこだわった余計なおせっかいです。

それはコスト面、品質面、両方でした。特に必要ないのに安い方を提案したり、逆にこだわっていないのに高品質なものを勝手に提案したりと。それで仕事は決まったので良いのですが、あくまでも決めるのはお客様であって、私ではないんですね。

だから、もっと情報カモン！！って言われれば提案しますが、そうでなければ、お客様が何を望んでいるかを的確に聞いて、それに対し素直にお答えする、それが良いと思うようになりました。

というのも、あれこれオプション付けすぎて、後から大変ってことが多かったからですね（笑）自分でハードル上げすぎって話です。その時は良いもの出来た！！で良いんですけど、継続できるかっていう話ですね。この継続性こそ、今私が一番大事にしていることです。お客様とは長いお付き合いですから。リピートの際、同じ品質で安定供給できるかっていうことですね。

今は出来るだけニュートラルに問い合わせに対応するようにしています。そして、あまり無理し過ぎないことです。やっぱりこれも継続性の話ですけど、安請け合いすると大変・・・・。特に価格。無理して取った仕事は案外続いたりして。特に今は材料費がえげつない値上がり状態。それこそ冷静な判断が必要です。