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危ない、危ない、取引先が無くなっていました。

たまにですけど、倒産情報のサイトをざっと閲覧します。今日も何となく見ていると、、知っている社名が出てきました。

特に売掛もなかったから連絡もありませんでしたが、そこそこの規模の取引先が倒産しておりました。今年の7月です。そこそこの規模とは、大体100人くらいで、売上規模10億くらい。

記事読むと、その会社は光学機器の会社で、コロナ前まではどんどん成長しており、拠点も増設。一番マックスで12億円程度の売上があったとのこと。コロナで成長が突然止まり、直近では8億円まで落ち込んだそうです。8億も売上あれば、何と乗り切れそうに見えますが、借入金が年商を上回っており、金利支払いと返済に窮して、結果として倒産となりました。

やっぱり怖いですね、こういう話を聞くと。売上バンバン上がっていると順調に成長しているように見えますけど、その成長は積極的な借入で作られたもので、売上が突然減ってしまうと急にピンチになります。やはり自己資本は大切なのと、調子良い時こそ慎重に行くべきなんでしょうね。

コロナ対策の特別融資で、今、返済しなくて良い企業がたくさんあります。が、それは永遠ではなく、あるタイミングで返済が始まるのです。そう、それはあなたのお金じゃないよ。返さないといけないお金です。巷ではゾンビ企業とかって言いますが、実は、今後数年でヤバくなる企業は結構あるんではないかと思います。

つまり、コロナで下がった売上の一時的な補填として資金を充填したとしても、減った売上の事実は変わらないのです。だから、その減った売上を挽回するには、いつもより頑張らないといけません。前に戻っただけでは足りないんです。

そう考えると、、、コロナを機に廃業する人達、実は正解なのではって思います。無理しないでたたむ。私は今そういうステージにはいませんが、仮に70歳くらいで、今まで仕事一番で頑張ってきて、突然コロナっていう訳の分からんウィルスがやってきて経済が止まる。じゃ、もう辞めよう!!って、それも全然アリだなって。そんなこと思いました。お金借りて延命しても、結局返さないといけませんからね。

言っておきますが、うちは元気ですから!!(笑)ただ、こういう倒産ニュースを定期的に見ると、アクセルを少し緩ませるきっかけにもなるんです。