カテゴリー

速さと、安さと、品質、同時に実現は無理です。

うちの売りの一つ、それは短納期です。割と驚くほど早く納品できることがあり、お客さまに驚かれることもたまにあります。

なぜ超短納期が出来るのか?それは、途中まで用意できていて、最後にお客さまの仕様に合わせるだけだからです。ということは、逆に言うと、こちらで指定した仕様で無いと出来ないことが多いということです。例えば、うちで早いのはレーザー彫刻。なぜ短納期で出来るか?って、それは、材料を準備しているからです。注文入ると、彫って、カットして終わりです。だから早いです。でも、サイズとか厚みとか、もちろん制限はあります。

また、超短納期だと価格も上がります。なぜか?それは予定していた仕事の順番を変えてでも納期に合わせるからです。その段取り替え、作業者にとっては結構な負担です。特に数が多い仕事を途中で止めるとなると余計大変です。その分のコストが上乗せになります。

あと、例えば明日出荷して欲しいというような、ちょっと厳しめの要求がある場合、ある程度、品質は大目に見てもらっています。寸法が少し公差外とか、見た目に若干曲がって見えるとか、もちろん一目でみて分かるものは出荷しませんが、そのような超特急の仕事、全部、寸法測るわけに行きません。だから、本当に時間が無い場合は、最低限、銘板としての役目をクリアしていればOKという考えで受け入れてもらわないと、うちは対応出来ません。

ほとんどの場合、上記のことは受け入れてもらえています。でも、たまにいますね、何で高いの?とか送料高いとか、、そういうこと言われると悲しくなります。送料1000円払った方が、自分で取りにくるよりずっと安いと思います。

あと、一回だけ、品質クレームありましたね。問い合わせの翌日にどうしても出荷して欲しいという注文があり、納期優先でOKもらって何とか間に合わせたことあったんですが、到着したら品証の方からメールがあり、拡大鏡で拡大して、こことここが歪で受け入れ出来ませんと・・・。資材の方にはそういうことあると伝えていたのですが、ダメはダメと。あきれてしまいましたね、でも、たぶん使ったんでしょうね。翌日、自社製品の出荷のために必要なものだったから。「これが御社の品質ですか?」と聞かれたときは、怒りで倒れそうになりました。せっかく、他の仕事止めて間に合わせたのに。しかも、歪みは事前連絡済でしたから。程度問題といわれましたが、無茶な要求に間に合わせたこと忘れていますね。それ以来、連絡しておりませんが。もう二度と協力したくないです。

私が言いたいのは、もちろん完璧を目指しますが、時間が無い時は何かを妥協してもらいたいということです。全部、要求通りに作るには時間が必要です。ということです。

と、このような記事を書いているちょうどこの時期、短納期ラッシュです(笑)期末近いこの時期は毎年ですが、少しでも協力できるように努めます。そして、ちょっと失敗したときは、少し寛大な気持ちでいて頂けると助かります(笑)