工場経営の難しさ。私たち世代の役割って何なのか。
私も今大きなチャレンジをしていますけど、周りの仲間たちも色々と課題を抱えています。これは製造業だけじゃないと思うけど、私達の業界だからって言う側面もあります。
色んな課題、具体的に言うと、人手が集まらない、古い設備の更新、外注先の廃業、材料費の高騰、周辺環境の変化による苦情、昭和価格から令和価格への価格交渉、ざっと挙げても大変なことばかりです。それでも、周りの会社の廃業多いから、仕事は集まる。日々の仕事をこなしつつ、将来に向けた体制整備をしないといけません。そんな中でも、品質基準は上がるし、環境規制もどんどん厳しくなっています。
それでも継続するのは、ニーズがあるから、そして、働いてくれる社員がいるからです。何とかしないとね。
悲観的なことばかりでなく、日々の仕事は刺激あって楽しいですよ。でも、いつも思うのは「継続」の難しさです。10年後どうしていますか?継続するには、これやって、あれやって、そうですね、一つずつ課題をクリアしていかないとなりません。
古い価値観もまだ存在しています。お客様は神様、無償のサービス提供は美徳。その反面、価値観も変わっている。ワークライフバランス、無理をしない。古い価値観が響く相手もいれば、新しい価値観しか受け入れない若い世代もいる。そんな価値観が混在して、どちらを向いて仕事すればよいか分からなくなる時もあります。そんな狭間にいるような気がします。
だから、私達世代の経営者は、そんな時代の流れとか価値観の変化を、あっち向きつつ、こっちも見て、スムーズに引き継いでいくことなのかと思います。作ったもので、相手に喜び・利便性・感動を与えることができるのだから、何が変わろうとも作った「実物」で相手に喜んでもらえるモノづくり。その不変なものは守っていきたいと思っています。
なんか抽象的になっちゃったけど(笑)つまり、そんな困難あっても工場続けるのは、今の仕事好きだからなんでしょうね。あー、大変!とか言いつつ、それでもやっているんだから。
連休明けの今週はハードでした。みなさま、お疲れ様です。良い週末をお過ごしください!