2年振りの出張
今日は約2年振りの出張でした。行先は金沢、、の先です!かなり遠かったです(笑)でも、金沢駅までは新幹線ですので、想像以上にあっという間に到着しました。大宮から2時間です。結構、驚きです。
目的は、自動穴あけ機のデモ。行かなくても確認する方法はありますが、何せ結構な金額ですので、実機を見ませんと不安ですからね。で、金沢にある工場に実際の製品を持ってデモをしに行きました。
何度も記事にしていますが、製造の作業環境の改善の一環です。穴あけは必ず必要な作業ですが、現状の設備だと時間がかかり、常に人が動かさなくてはなりません。それを解消したく、今回のデモをお願いしたのです。
実際にデモした結果、想像以上の設定のしやすさにまず驚いたのと、その穴あけスピードにも驚きました。私が重要視しているのは、その設定のしやすさです。なぜかというと、うちは多品種少量生産が売りですので、段取りを替える手間を省く方がメリットがあるのです。いくらスピード早くても、数量が少ないとメリットはないのです。それより、これの次はこれ、その次はこれ、と考えることもなく、続けていけること、そのメリットを重要視したいのです。
作業の時短を検討する場合、「スピード」に目が行きがちですが、部分最適と全体最適という考えもあり、ある一部分だけ早くしても意味がないこともあります。例えばうちの例で言えばこういうこと。00001~10000までの連番のアルミ銘板。超高速でプレスで一気に抜くが、抜いた品物の番号はバラバラ。プレスはあっという間に終わるけど、番号の並び替えにものすごい時間がかかり、結局最終の出荷が遅れてしまいました。逆に、プレスは高速でないけど、50個連番を一塊にして包みを分けておく。そうなると50個で手を止めないといけないからプレスの時間がかかりますが、番号の順番の並び替えの時間が少なくて済むので、超高速プレスより早く出荷できました。
受注から、材料手配、時には外注さん、社内の工程を通り、最終検品して出荷されますが、それは一本の線です。だから、そのうちの一つのスピードを上げてもどこかで滞留すれば意味をなさない。作業は遅くとも、何か同時にできるものがあり、同じ時間で2つの仕事を終わらせることができれば、スピード2倍と同じ意味となります。
そんなこと考えていることが今は一番楽しいです。あーすれば今の作業はこうなるとか、帰りの新幹線で想像しております。思った通りに行かないこと多いんですが(笑)実際の作業を見てみないとわからないこと、実際やってみないとわからないこと多いです。
あと、オンラインではなく実際の人に会うことの良さを感じました。雑談って大事だなって。ポロっと悩み事言ったら、そのプロ知っているってその場で電話してくれました。解決できるかわかりませんが、それも一歩前進。
今日は有意義な一日でしたね。ほぼ1日会社を離れましたが、逆に会社で起こっていることをゆっくり考えることが出来ました。良い一日でした!!