9.11は忘れません。

今年もこの日がやってきましたね。正確には昨日ですが。2001.9.11米国同時多発テロから21年です。

この日は忘れませんね。21年経っていますが、鮮明に覚えております。当時、ワシントンDCのど真ん中の大学に通っていて、アパートも大学のキャンパスのすぐ横。

マンハッタンのワールドトレードセンターに一機目が突っ込み日本からの電話で起こされ、その後、テレビを見ていると2機目が突っ込む。そして、ペンタゴンへも飛行機が突っ込む。次はホワイトハウスか？という時に、勇気ある乗客の皆様のおかけで、ホワイトハウスへの突入は避けられました。

同時多発テロが始まった直後は、うちの近所も狙われるか？って、本当にドキドキして、近所の友人たちに電話しまくっておりました。多少、取り乱していたかも。でも、テレビ見ると映画みたいな光景で現実味が無かったことと、あまりに多くの情報（ほとんどデマ）が錯綜していて、たぶん、思考がストップしたと思うんですが、寝ちゃったんですね。起きたら夕方でした。逃げるにも逃げられません、そんな状況でした。ただ、あの1日はとても長かった気がします。

で、以前にも記事にしましたが、翌日のワシントンポスト、真珠湾攻撃の写真が。日本人として、あれも忘れられないです。なんつーか、悲しかった。

この事件で、飛行機での移動が不便になりました。保安検査です。靴まで脱げと言われたこともあります。この事件で、外国人の就職が難しくなったのは間違いありません。あと、ボストンキャリアフォーラムっていうアメリカにいる日本人向けの就職説明会あるんですが、参加企業も例年の1/3くらいで寂しいものでした。なんか世界が変わってしまったタイミングでしたね。

テロから2日後に学校は再会するとか、アメリカってすごいなと思ったことも事実です。テロには屈しない。数日後、ハイウェイからペンタゴン見ましたが、ぽっかり穴があいていて、これまた記憶は鮮明ですが、非現実的。数か月後にグランドゼロの上を飛行機で飛びましたが、瓦礫だらけで非現実な世界でした。乗客5人、CAさんとマンツーマンでした。

戦争では無いですが、無差別に攻撃されるという意味で、9.11は一番距離が近かった経験でした。何て言うか、一生忘れない出来事だと思います。