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機械のトラブル 忙しい時に限って・・・

あー忙しい、本当に一日があっという間です。今日も引き続き、出荷ギリギリ。毎日綱渡りです。ただ、明日から休んでいた社員が復帰しますので、大きな力になってくれるでしょう。

で、こんな忙しい時に限って、機械のトラブルが出ます。今日は2件ほど。やろうと思った時に不具合出まして一瞬焦りましたが、すぐにサービスマンが来てフィックス。心強いです。だから、うちはそちらのメーカーさんと付き合いを続けているのです。

もう一件のトラブル。完全に機械の一部が劣化しており、どうしても位置が合わないトラブル。これはずっと続いていたのですが、こんな忙しい時に限って、もう治らないところまできてしまいました。やればやるほど不良の山で、材料をどんどん消耗していきます。何度かメーカーさんと交渉して、これは取り替えないと無理という結論に。トラブルあっても、何とかなってしまっていたのですが、本来であれば私の方でもっと早くに手を打つべきだったんですね。反省です。

定期的なメンテナンスで何とか使っている機械は今までたくさんありました。けど、よく考えると、毎年改良型の製品は出ているわけど、やはり積極的に更新していくべきなんだろうと思います。「頑張り」「気合」それで何とか乗り切ってきましたが、そういう時代ではなくなって来ていると感じております。楽すれば良いんです。私はそう思います。

機械にお金をかければ解決すること、それは他社が真似れば技術が陳腐化する、それは最先端の分野ではそうかも知れません。でも、私達のような古い業界では、気合で古い設備を使っていて、そのたび、頑張って生産する、それが美徳のように言われておりますが、そのコストってものすごい額ではないかと思います。そして、割と陳腐化まで時間稼げると思うんです。それは、なかなか設備更新という考えに至らないからなんです。

例えば、うちではφ2の穴をあける仕事が多いのですが、うちでは半自動、手で近くまで持ってくれば勝手に穴あけできます。でも、まだ目で狙って穴をあける会社が数多く存在します。φ2ですから、0.2mmずれると目立ちます。目で狙って、集中して0.2mmの精度を出すのがどんなに大変か、やってみれば分かります。私は出来ません。それが出来る人は職人のように崇められますが、付加価値を数字で表すと、、、これ以上は言いませんが、どう考えても自動の方が安定して正確で早いんですよ。しかも、今日入ったパートさんだって出来ます。職人を育てる時間が必要ない。

機械設備の金額って、数百万円とか数千万円とか、そういう世界ですけど、人件費ってもっとかかりますよ!!仮に25万/月で12か月、残業も賞与も入れ、なおかつ社会保障費を考慮に入れると、500万円弱はみてます。5年で2500万円です。それが一人ではないですから、その500万円/年はもっと付加価値を付ける部分にいてもらいたいのです。設備は一回でお金出てきますが、人件費は毎月ジワジワでます。冷静に見ると、どっちに投資すべきは明白だと思います。

といいつつ、今日調子悪くなった機械はもう30年使っております(笑)まだ現役。実際の行動が伴っていないのは事実です(笑)明日も忙しいんだろうな。それは幸せであるということは忘れずに。謙虚に、謙虚に。