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力が要らない作業になりつつあります。

昨年導入した、動力でのシャーリング。セットシャーと呼びます。油圧式のプレス機に、専用のシャー型をセットし、フットスイッチで金属をカットできるものです。従来は足踏み式のシャーリングを使用しておりました。おりました、ではなく、今でも現役です!!

金属銘板の受注が飛躍的に伸びたので、シャーリング作業の負担が大きくなりすぎてしまい、それが作業者の身体的負担になったことが導入の経緯です。金額は結構しますよ(笑)車買えます。でも、最近になってやっと稼働時間が増えてきました。増員によって、社員たちの作業負担が分散したことがその理由です。使ってもらえてうれしいのです。

シャーリング作業、女性社員も加わりました。銘板製作工程において男女差はあまりないのですが、ステンレスのカットなどはやはり力が必要で、その作業においては男性社員の方が力がありますので有利です。でもその力を動力に置き換えれば、力の差は無くなります。よって、シャーリング作業を女性社員が担ってくれれば、私の設備投資の狙い通りなんです。

かといって誰でも出来ません。カットする際はずれないように調整しないといけません。それはある程度経験が必要です。ちなみに私はダメです、下手っぴです(笑)社員にやってもらった方がずっと良いものできます。それはさておき、私が設備投資を進めるのは、作業に取り掛かる壁を出来るだけ取り除きたいからです。経験は、やっぱり数をこなさないと積上げが出来ません。取っ掛かりが簡単であればチャンスは広がるのです。だから、私が出来ることは、出来るだけ多くの社員がその作業に取り掛かることが出来る環境を作るということです。

今日、製造部のリーダーと今後のことを深く話しました。来年から始める新事業も含め、製造部の仕事をどう割り振るか。作業する側から見ても、ある程度、その作業をマスターすれば、作業自体が繰り返しとなります。繰り返し作業が増えれば効率がアップしますが、同じ作業の繰り返しではモチベーション維持が難しくなる。それは当然のことです。だから、出来るだけ色んな機械を触ってみて作業してみる。そうすれば、たった1m離れた場所での作業が新鮮だったりするのです。

今後の欠員等で、正直私自身も不安だったりしますが、現状、今の製造部は私がこうであって欲しい!と思う方向で進んでいると思っております。それは空気感的なものでもありますが、劇的な残業時間短縮につながっている、数字上でも表れております。これに、今度補助金で導入する設備が加わればさらなる改善につながりそうです。

引き続き、作業環境改善を進めたいです!!