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再度、金沢へ

昨日は金沢への出張でした。採択された補助金で購入予定の設備について、改めてのデモと打ち合わせ。

結論から申し上げますと、いろいろの課題が出てしまいました。見積りはもらっておりますので、申請はすでにできる状態です。申請が通れば正式発注という流れです。でも、それまでに詰めないといけない部分が出てきました。これ、結構大事な部分です。

今回のデモにあたり、今うちで使っている類似の設備で発生している問題の中で、おそらく問題になりそうなサンプルを持っていきました。案の定、問題発生です(笑)

詳細は書けませんが、両面テープが問題になるであろうと思い、強さの違う両面テープを何種類か持っていきました。いろいろ試した結果、3種類のうち2種類は何とかなりそうですが、1種類の両面テープ、こいつは強者です。対策をメーカーさんに依頼しました。

この機械は、効率アップのための設備です。つまりスピードアップがその目的となります。スピードアップは、繰り返し作業を自動化することにより達成しますが、安定的に繰り返し作業を行うことが求められます。その邪魔をするのが両面テープであり、対策は必須となるのです。メーカーさんの方で事前に対策を考えて頂きましたが、これが継続性があるのかどうか、私はそこが気になって仕方ありません。もしくは、その後の対策はこちらでやるべきことなのか。

つまり、その問題の部分で作業が止まってしまうとなると、そのスピードが活かせません。発注までに、できればその課題の大部分を解決したいと思っております。

このような量産のような仕事で気を付けることが、いったん不具合が出て気づかないと、全部不良になることです。不良を製作するスピードアップのようなものです。これは決して笑えないのです。そんな些細なことで?が大事故になります。

一番些細だったこと。保護シートのカスφ2mmが金型についていて、数千個不良になったこともあります。そう!シートの抜きカスだって馬鹿にできないんです!!だから、新しい穴あけ機も細かーいところが気になって仕方ない。カタログ通りにうまくいかないことが過去の経験からよくわかっております!

でも、最終的には何とかなるのです。昨年入れた油圧プレスにセットするシャーリングも今は結構稼働しており、「女性社員でもステンレスが切れる」が実現していますから。その解決の源はうちの社員たち。実際の仕事が入り、時間内に仕上げることが求められる中で、実践の解決策を自分なりにみつけていってくれます。今回入れる予定の2つの設備も、おそらく現場側の工夫が出てくるとは思うんのですが。その前に出来るだけの課題を解決したいのです。

まぁ、楽しいであることは確か(笑)