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社長になって14年

決算終えて振り返ると、社長になって14年が経ったと気が付きました。

もろもろ大人の事情で会社を継いだんですが、そもそも自分が継ぐなんて
考えてもいませんでした。どちらかと言うと家業からは疎遠な感じだったので。

入社前のことは今後書きたいと思います。
入社したときは、もう会社をたたもうと前の経営陣は思っていたころで、
おそらく何をいまさらって感じだったと思います。そのころ、売り上げが1年で半分に
なって大赤字でしたから。それはやめたくなりますよね。

なんで家業に戻ったかというと、単純にまだ行けそう!って直観的&客観的に
思ったからです。勉強してたんで財務諸表は理解できたから、資金的には大丈夫だと
思ったし、ココを削れば利益は出る!って分かりました。

なので、入社してすぐにコストダウンを図って、1年で黒字になりました。しかも
結構な金額。累損あったから社員さんへの還元までは時間かかりましたが、売上を
上げるより、コストをカットする方が即効性はあります。ちなみに誰もクビにはしていません。

その後、売上をどう上げるかはかなり時間かかりましたが、その時に出来た
費用の仕組み=変動費率を下げて維持する方法、は今も効果は大きいです。
売上上がった時の利幅が大きくなるし、売上が下がる局面でもある程度粗利を確保できるので。

これは別に外注さんに値下げ要求をしたり、また、お客さんに不当に高い価格で売るわけではないです。
結局、管理です。ムダがたくさんあったからそれをやめて、無駄が出ないような仕組みを作ったのです。

そんなことを14年前に始めたんだなとしみじみ思いだしました。理屈は簡単で、一人でやれば
簡単だけど、それを浸透させて行動してもらうのは大変でしたがね。。そんなの出来ないって
思う人がいたから、その方々の倍くらい働いてやりました。

今考えると、何でもかんでも売上上げるより、ザルにならないようなコスト管理を先に始めたことは
正解だったと思います。利益が出なければ社員にも還元できないし、お客さんへより良いサービスや製品を
提供するための設備投資も出来ませんので。利益を出すってことは本当に大事です。