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アベノミクスは良かったのか、悪かったのか。

今日は板橋区あたりの経営者の方、また経営者OBの方々との食事会がありました。やっぱ、先輩と話すと勉強になる・・・っていつも思います。同じ業界じゃなく、全然違う業界で、かつ、結果を残している方々。ビジネス書100冊くらいの価値があるんじゃないかと毎回思います。

お隣の方は、なんと、某体脂肪計の会社様の元社長さん、緊張したわ・・・、久しぶりに、緊張しながらお酒飲みました(笑)

で、その食事会で、韓国の方とお話する機会がありました。その方も、韓国の旧財閥系の元日本支社長。そちらも良い緊張感の中でのお酒でした(笑)

アベノミクスは良かったのか、悪かったのか?の話になって、私はアベノミクス万歳の考えでおりましたが、その方は真逆の考え。はい、ハ!っと考えさせられましたね。そして、日本は韓国に比べて市場も経営環境も恵まれていて、なんというか、ぬるま湯の中にいるんだなと改めて感じました。

確かにアベノミクスの中で恩恵を受けているのは間違いないと思います。私は製造業におりますので、アベノミクスの恩恵を受けて経営環境は以前に比べて楽にはなっていると思うんです。もちろん自分なりの努力の結果もあると思うんですが、コントロール利かない外部環境はアベノミクスのおかげで少しは有利に働いていると思っています。

それが、今の段階になり、円安が象徴的だと思うんですが、国力の向上に向かったかどうか?と問われると、それは×に近い△ではないかと。なるほど、確かにそうだよねって。恩恵受けている私からすると完全否定はしませんけど、色んな意味で延命に過ぎないのではないかと。

サムスンの話をして頂いたのですが、今のサムスンを作るために、それまでの功績を全部捨てたと。そうしない限り、生まれ変わることは出来ない。それを今の日本が出来るかというと、やっぱり無理なのではと思います。自分の考えで言っても、今の仕事を全部捨てて新たな分野に向かっていくことは正直怖くて出来ないです。新たな挑戦への期待より、無くなることへの恐怖感の方が数倍大きい気がします。

それでも何とか今は生き残っていっている分、日本という国は恵まれているし、我慢強く、与えられた環境の中で何とか適応していく日本人の国民性は否定しません。リスクを負って経済的繁栄を目指すことは、必ずしも、社会的な安定、もしくは個人の幸せに直結はしないと思うんですが、もっと先の日本を考えると、やっぱり今のままで良いのか?と思うんです。今の安定を維持するために、将来的に緩やかに衰退していく、自分の子供たちが社会でバリバリやっていく時に、生き残る余力は残っているのだろうか。止まらない円安をみて、その恐怖の一部を垣間見ている気がします。

で、自分はこの先どうするべきか?と。帰りの電車の中でぼーっと考えてしまいました。自分の年齢から考えて、思いっきり働けるのはあと20年くらい。それほど多い時間とは思えず。何か具体的なイメージはまだ浮かびませんけど、ガラッと変える「何か」をしたいなって思いました。目先のことはもちろん大事だけど、20年、30年先、自分はどうなっていたいか?現状のことばかりを考えていた自分には、良い意味での刺激になりました。

一週間お疲れ様でした!!いつもと違う1週間の締めくくり、気分一新、来週も頑張ります!!!