アルマイト工場を引き継ぎました。
みなさま、お久しぶりです。一か月以上空いてしまった・・・。本当に寝る時間無いくらいに忙しかったです。
4/3(月)から、今まで外注していたアルマイト印刷の工場を弊社で引き継ぐことになりました。場所は、中野区の野方です。板橋区にある本社工場から車で30分くらいの場所にあります。
アルマイト工場の引継ぎとは、場所、建物、設備、作業している社員、そしてお客様、今まで外注先としてお願いしていたアルマイト印刷の業務をうちで一括で引き受けることです。名称はまだ決めていませんが、仮で、株式会社谷田部銘板製作所 アルマイト工場とします。これで2拠点となります。※つくば工場もありますが、こちらは稼働しておりません。倉庫です。
うちの祖父がはじめた谷田部銘板、もともとアルマイト印刷が主たる業務ですが、仕事が減ったので2003年に赤羽工場を売却して内製をやめました。そして20年後、再びアルマイト印刷を社内の業務としてやることになりました。なんとも皮肉なことですが、時代の流れ、そのものだと思います。
2003年の赤羽工場を売却してから、アルマイト印刷は近所のアルマイト印刷業者さんに外注することになりました。そして2009年のリーマンショックの際、お願いしていたアルマイト業者さんが廃業、で、紹介された別の業者さんが、今回うちが引き受けたアルマイト工場となります。巡り廻るとはまさにこのことです。もう運命とはこのことかと(笑)
うちで引き継いだ理由はただ一つ、アルマイト印刷を今後もずっと続けたいからです。昔から仲良くさせてもらっている社長さんからの提案、引き継いでみる?。その答えは決まっていてその場で、「お願いします」と。あらたまった場所ではなく、納品帰りに立ち寄ったコンビニの駐車場にて、携帯電話での話でした。よく覚えています。
特に経営上、何の問題なく続けていた工場でした。でも、今後、アルマイト印刷をずっと続けていくため、今回のような決定に至りました。はい、やめられると非常に困るんです(笑)だから、うちで引き継ぎます、ってことです。
引き受けるには、うちの社員の誰かをアルマイト工場に派遣する必要がありました。となると、今の工場が手薄になります。だから、その準備として、設備も人員を昨年、大補強したのです。すべて、このアルマイト工場の引継ぎの準備でした。昨年は、配置換え社員の引継ぎを進め、年が明けてからアルマイト工場へ派遣し、アルマイト印刷の引継ぎを進めておりました。
確かに大きな事業引継ぎですが、実は工場そのものをそのまま引き継ぐので、材料、製造する機械設備、そして実際作業する人員、何も変わりません。管理をうちで引き継ぐだけです。管理の部分で慣れるまで少し時間はかかりそうですけど、それによって品質が変わることはありません。引き継いだお客様に説明させていただいた通りです。今まで通りです。
そして、うちはその業者さんを丸ごと買収するわけでもありません。その業者さんは存続します。あくまでもアルマイト印刷の業務のみの引継ぎです。だから、技術的なこと、管理的なことも、今後もご指導いただく予定でおります。
私はアルマイト印刷の仕事はずっと続けたいと思っておりました。それは、今回のような業務引継ぎが無かったとしてもです。だから、今回の提案が、私にとっては渡りに船。まさに望んでいたこと。だから、どうする?の質問には「はい」と即答できました。
大きな引継ぎだから身が引き締まる思いですけど、あまり気張らず頑張っていきます。今後とも、宜しくお願いします!