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鉱工業指数 製造業は回復しています。

昨日、経済産業省から2021年4月分の鉱工業指数が発表されました。結果は、回復基調が続いている状態で、コロナ前の水準を上回っております。

経済産業省 鉱工業指数、製造工業生産予測指数:https://www.meti.go.jp/statistics/tyo/iip/result-1.html

(最終アクセス日:2021年6月1日)

やはりというか、半導体不足で生産が滞っている自動車の生産は低下しているようですが、汎用・業務用機械工業、電気・情報通信機械工業、生産用機械工業等、他の製品群で回復が鮮明です。これは、弊社のお客様の動向見ても一致しております。

割とびっくりしたのですが、鉱工業指数の動きと、うちの受注状況はおおよそ一致しております。銘板は、貼り付ける製品は様々です。というか、何に貼られているか私はよく分かっておりません(笑)図面には貼る相手のことは書いてありませんので。そう考えると、やはり、うちは製造業の景気に左右される業種なんだなと改めて思いました。

鉱工業指数は景気の先行指標とされております。で、今回の統計で上昇基調にある製品を見ると産業用の生産設備が入っております。こちらは最終製品にはなりませんが、生産設備の生産が増えるということは、設備投資が活発に行われているということで、今後の生産増に対応する動きだと思われます。つまり、回復基調は続くと思うのです。

自動車業界の動きが鈍い要因は半導体不足であることは明白です。ディーラーさんの聞いたら、注文もらっても今は納期がかかり過ぎるので困っていると。つまり、需要はあるってことです。

今は、良い業種・悪い業種、好調な会社、調子悪い会社、本当に完全に分かれておりますが、もう少しの辛抱のような気がしています。

コロナの蓋で抑えられた欲求が、ワクチン接種とともに解き放たれることを期待しつつ。動きだすと止まらない景気。そうなると、材料不足とか、とっても心配。色々な業種で供給体制が不安定なのが最近の傾向です。作りたいけど作れない。今度はそこが問題になりそうですね。今の半導体不足のようなことが色んなところで起こりそう。それが新たな心配の種になるかもです。