カテゴリー

ターゲットなど決めない。

よく聞かれるんですが、御社のお客さんはどの分野が多いですか?という質問。答えは、良く分かりません(笑)正直、うちの銘板がどのように使われているか、よくわからないのです。うちは、依頼があるプレートを製作しているだけなのです。

経営学的、ビジネス的に、ターゲットを絞ってマーケティングをするという話があるのですが、うちの場合、市場は絞らずに、製品を絞って、製作と販売をしております。今の商売のやり方で、ターゲット市場を決めて決め打ちしているわけではありません。どの分野に多く売れるのか?ということは結局は結果論だと思うのです。

なので、特定のお客さんに集中的に営業をかけるのではなく、広く構えて、来たご注文に即対応、これがうちのやり方です。他の同業者さんとかは、ターゲットを絞ったサイトを製作して、特定の客層を狙い撃ちしております。その戦略は成功しているようです。うちも真似ようと思ったのですが、どうもうちには合わない、というか、新たなサイトを作る余裕がないのが本音ですが、、広く構えて、B to B  B to C その分類に関わらず、来たお問い合わせに対応という姿勢でおります。なので、自社のサイトは一つで、そのサイトをちょっとずつ成長させております。私にはそのやり方が合っているんですね。

理屈で考えるとターゲットを絞った方が良いとは思うんですが、製品自体がニッチなので、すでに絞っていると言えるかも知れません(笑)ただ、結果的に、どのグループにも属さない「その他」分類のお客さんの割合が一番多いんですよね。大お得意さまグループ=30%、昔からのお客さん10%、日々増えるその他お客さん60%、こんな割合です。

戦略練ってGo!!より、まずはサイトをオープンして、集客して、で、考えるという順番になっているんですが、これは、とにかく「日銭」が欲しい、そのためです。うちは小さい工場だから、お金も時間もかけて準備する余裕はなく、とりあえずやってみる、で、それが今まで続いております。私はそれで十分かと思います。戦略練り過ぎるより、まずはやってみる実行力の方が大事かと思います。サイトを完璧にしなくても、とりあえず問合せくれば何とかなるんですよ。

経営学的な戦略、ビジネス書で書かれている戦略、色々あるんですが、まずは本当にやってみないと、自分の会社に合うのはどの戦略か?が分かりません。巷にあふれている情報は、「他の誰か」がやった戦略の「結果」ですから、自分に合うかどうかも分からない。だから、まずはやってみる。そうしないと、先には進めません。