やっぱり、信用できるのはキャッシュフロー
当たり前のことなんですけど。利益とキャッシュフローの動きは別です。ちょっと前に、友人と会社のキャッシュ=現金について話す機会があったので、改めて過去の利益とキャッシュフローを見てみました。
ケイツネ=経常利益のことですけど、経常利益分がそのままキャッシュの増加と同じになるものではありません。一番大きなマイナス要因は税金です!!税金ですごい持ってかれます!しかももちろん現金で支払いますから!納税するとどかっと現金は減ります。
逆に減価償却費などはお金が動く損金ではないので、利益に足します。あとは、売掛金や買掛金、在庫の増減もキャッシュフローに反映されるものです。
こんなことあってはならないんですが、仮に関連会社を数社持っていて、その関連会社の間で売上を融通し合えれば利益を作ることは出来ます。ただ、全体のキャッシュは増えませんよね、あっち持っていったりこっち持っていたりするだけですから(笑)
そう考えると、一番信用できるのはキャッシュフローなんです。回収できそうもない売上立てれば利益はでますけど、回収できなければ現金は増えません。
ただ、キャッシュフローもいくつか種類があって、営業活動のキャッシュフロー=つまり本業、投資活動のキャッシュフロー=つまり投資、財務活動のキャッシュフロー=つまり資金調達、3つあります。キャッシュが増えていても、本業のキャッシュフローのマイナスを財務活動のキャッシュフロー=つまり借入で賄っているのであれば会社継続は難しいのです。
逆に、営業活動のキャッシュフローのプラスで、投資活動のキャッシュフロー=つまり設備投資、と財務活動のキャッシュフロー=つまり借入返済を賄っていれば、キャッシュがどんどん増えて行きます。これがベストです。
粉飾までとは言えないものの、利益をある程度飾ることが出来てしまいます。でも!キャッシュは嘘つきません(笑)
だから、会社の真の姿を見るのなら、損益計算書だけではダメです。やっぱり貸借対照表も必要だし、原価をみる製造原価報告書も必要。それらの財務諸表からキャッシュフロー計算書を作成すると、本当のお金の動きが見えてきます。
ただ数字ばっかり気にしだすと、お金使うことがイヤになっちゃうから、あくまでも結果の確認って感じで使うべきだと思います。キャッシュフロー計算書にロマンはありません(笑)無慈悲な現実だけです(笑)
明日から8/16まで夏休みとなります。また8/17からブログ再開します!!