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アルマイト印刷の精度って、結構スゴイです。

普段、印刷の寸法を画像測定器で測ることはあまりないのですが、先日、たまたまそういう機会がありました。

で、1000分台まで測れる画像測定器で測った結果は以下の通り。印刷はアルマイト印刷です。

データ寸法:32.3×8.9
実測値:
ワーク① 32.3036×8.9009
ワーク② 32.3038×8.9169
ワーク③ 32.3065×8.9262

ヤベー、スゴイ精度です。③がやけに外れているようの見えますが、+0.0065、+0.0262って、0.05mm以下!!髪の毛の半分!

うちは毎日大量のアルマイト印刷の銘板作っているけど、こんな精度出ているんだ・・・・て、改めての驚きでした。

なるほど、だから目盛とか、精度が必要なものに使われているんだなと。もともと精度が出ることは知っていましたが、改めて分かりまた。

ただ、この精度というものは、印刷の精度であり、完成品の精度ではありません。外径寸法の精度が必要であれば、抜く際の金型が必要となります。印刷精度なので、例えば、目盛ピッチ1mmであれば、その誤差は上記くらいの公差内で入るということです。

この精度が安価にできるのだから、無くなりそうでなくならない、息の長い加工方法なんですね。ただ、全部にアルマイト印刷をすることができません。支給材にアルマイト印刷もできない。あくまでも材料から印刷しないとダメなのです。いろいろ制約あるのも確かです。

今日の記事は半分、宣伝になってしまいましたが、たまには技術的な話でも。と思います。今後も技術的な話を増やしていきたいと思います。