仲間とお得意さんの大事さが分かる
こんな騒動の中、新規の仕事は残念ながらあまり増えておりません。それは当たり前ですね・・。今の状況で成長を期待することは難しい。新規案件はポツポツと出てきますが、おそらく絶対量が少ないので、少ない案件の中で競争も激しい。なので、見積もりはするけど失注する割合も多いです。では、他に手を打てなかったのか?言い訳かも知れませんが、このような状況になる準備をしていなかったので、今更、考えても遅いことです。
イベントの中止や生産ラインの一時ストップの影響は間違いなく当社の仕事にも影響は出るはずです。売上どころの話ではないという声も聞きますし、感染拡大を阻止するために政府がもう少し踏み込んだ対応をすれば、今は通常通りの生産体制を維持している当社にも、もっと大きな影響が出ることも十分あり得ます。それは仕方がないと思っていますし、最悪を想定した準備もしています。
とは言いつつ、「今のところ」仕事はまだまだある状況です。お客さんの納期がある日程に集中していることもあり、若干、切迫しております。これはありがたいことです。
今思うことは、昔からのお得様の有難さです。新規の仕事が大幅に増えることが期待できない中、当社の仕事を支えているのは、以前からお付き合いのあるお得意様からのお仕事です。もちろん全体的に落ち込んではおりますが、0にはならないのです。この騒動に影響されない、以前から計画のあるお仕事は通常通りに流れています。または、こんな時にまとめて製品を用意しようと考えていらっしゃるお客様からまとめて注文頂けたり。本当にありがたいです。このようにお仕事を頂けるのも、以前から誠実にお客様の要望に応え続けたからだと思っています。結局は、一時的に頑張る!のではなく、普段から常にお客さんを満足されらるのか?という姿勢ですね。
また、世の中ザワザワの状態で、誰もが不安になっています。社員を抱える私たち経営者もその中の一人。こんな時、ふと愚痴を言える仲間は本当に大事です。やばいねー、どうしよう、うちも心配だよ、って言える仲間。愚痴って何も対策しないのはもちろんNGですが、不安を分かちあえると少しだけ気分が楽になります。独りじゃないんだなと思えます。こんな時はお互い泣き言言ってもOKですよ。ネガティブな言葉を放出するだけで、一瞬でポジティブになれたりしますから。
こんな困難な時こそ、一つ一つのお仕事の大切さ、普段からお付き合いのある仲間たちの大事さが分かるものです。このコロナ騒動も、リーマンショックや震災と同じように、当社の事業や誰とお付き合いをしていくか?を再考する節目となりそうですね。