いつもと変わらぬ期末の忙しさ
ほっとしています。例年通り、期末に近づくにつれ、短納期が増えてきました。これです、このバタバタ感。期末は毎年この通り、月末までに向けて走るだけです。
こんな状況ですと先のことはとりあえず置いておいて、、とにかく今月できる事をやっていき、売上を上げるのみ。対昨年比はもうどうでも良いです(笑)将来の不安を解消するのは、まずは手元にあるたくさんの仕事です。手に余るくらいお仕事があれば、先の不安は少し払拭できます。お客様には本当に感謝です。
コロナウィルスで「通常」が全く変わってしまいました。通常でない動きがあると、あれ?となり不安→焦りが出てきます。毎年この時期はこのお客さんから注文くる、期末の時期は地獄のような忙しさ、、毎月この日くらいに特定のお客様から決まった注文がくる、など、ある程度ルーティンなリズムがあります。そのルーティンのリズムが狂うと、何か全体の歯車が狂ってしまう感じがします。なので、この期末の時期に納期に追われ忙しくなるとほっとしますね。
コロナウィルスの影響は実際どうなんだろうか?メディアでは日本全滅的な見出しもあるけど(笑)実際影響があまりないところも結構あるようです。私が定期的に通っているストレッチ専門店なんてまさに濃厚接触のお店ですが、全く変わっていないみたいです。むしろ在宅勤務が増えて、昼間のお客さんが増えたと。飲食店も厳しいところ多いですが、うちの社員が常連で通っているお店はあまり変わっていないようだし。知り合いの知り合いが栃木にいるそうですが、飲み屋さんは通常通り賑わっていて昨年の台風の時の方がよっぽど深刻だったそうです。
もちろん深刻な落ち込みのところも多いと思いますが、そうでもないところもある、つまり一概に言えませんよね。ニュースはネットで見る時代ですから、たった一件のネットニュースの見出しが日本全部的に見えてしまいます。これは危険です。ただ刺激的なタイトル付けないと見てくれませんからね。ネットニュースを見る私たちもそれが一部だけのことなのか、全体的なことなのか。自分たちで判断する能力も必要かと思います。
在宅勤務が増えて都心の人手が一気に減ったと以前NHKのニュースで見ました。観光客の減少も都心の人手減少の大きな要因と考えられます。ただ、逆に都心から離れたベットタウンの昼間の人口は増えているのです。もちろん昼間の人口が増えればその地域での消費も増えるわけです。株式市場が大暴落しましたが、お金が消えてなくなったわけではなく、債券など他の資産に移っているわけです。中国からの部品調達が滞っていますが製品の製造が無くなった訳ではなく、国内のサプライヤーで代替生産が行われていたりする。なので、コロナショックですべてが無くなる訳ではなく、消費や供給するモノや場所が今までと変わったり、消費や供給の時期が一時的に後ろ倒しになっている、また、世界中のお金の向け先が変わった、と考えることが出来ます。
世界中でヒト・モノ・カネの流れが大変動している中で、もちろんその流れには乗っていくべきでしょうが、日常生活が普段通りだと安心します。この日常を守ること、それは社員たちの安心につながると思っています。日常を守ることも、経営者の大事な仕事です。