普通の生活のありがたさ
昨日で3月も終わり、今日から4月がスタートです。1年前、今がこんな状況なんて0.1%も想像していなかったです。仕事は増え続けるし、来る仕事をこなすことで精一杯でした。その状況は様変わり。自分の会社もいつ打撃を受けるのか心配です。すでに影響は受けているかもですけど。
3月の数字も大体分かってきました。昨年が良すぎたので、昨年対比で大きく落ち込みはしましたが、通常と同じくらいで収まってくれた。ほっとしています。とりあえず3月までは逃げ切れた。今後も一喜一憂しながら、こんな感じなんでしょうか。でも、昨日の記事でも書いた通り、自粛要請は業界ごとに不平等感は出るし、今後、自分に降りかかる可能性もあるから、全くもって心から喜べない。
ここ数か月であまりにも生活が変わってしまいました。売上の増減で一喜一憂したり、忙しすぎて睡眠時間が減ったり、仕事が減って焦ったり、そんな浮き沈みは普通の生活の一部分に過ぎないものなのだ!と改めて思います。普通で十分幸せなんですね。こんな時に気が付きます。これも今回の騒動のおかげでしょうか。
ウィルスの治療薬の開発やワクチンの開発が進んでいるという報道が出てきましたが、特効薬的に今すぐ収束するわけではないです。イギリスの報道では、通常の生活に戻るまで半年以上かかると見込んでいますので、日本だって同じくらいかかるでしょう。そうなると、しばらくはこのウィルスと共存してしかなくてはならないのです。あきらめるしかない。持病を持った人が自分の病気とずっと付き合わなければならないことと同じです。
世界各地でロックダウンが行われており、感染拡大が鈍化しているという報道もあります。経済活動を考えると、完全に収まるまでずっとロックダウンをすることは現実的ではありませんから、そのうち外出禁止や自粛も緩和されることも十分考えられます。そうなると、また感染拡大が再発するわけですから、完璧な治療薬とワクチンが完成するまで、規制と緩和がずっと続くんですね。国や自治体のリーダーたちは、人の命と経済活動、両方を天秤にかけて政策決定を行っているのです。それが彼らの仕事ですけど、究極の選択の一つです。なかなか、こんな難しい政策判断は無いと思います。
最近は、大体決まった時間に、東京都の新規感染者数の発表があります。周りの人もその発表を気にしているみたいだし、毎日恒例の発表のようになってしまっています。国や自治体への批判も数多くありますけど、最前線の方々は本当に気が遠くなるような作業を行っていると思っています。日本はクラスターを見つけてやっつける作戦を続けています。感染者の過去の行動からクラスターのリンクを見つける作業、本当に気が遠くなる作業です。それを感染者の数だけ、毎日やってるんですよ。本当に頭が下がる思いです。その努力が感染者で亡くなる方が少ない要因だと私は思っています。