コロナウィルスの報道について
コロナに対する日本政府の評価、実際はどうなのか?メディアの評価は、報道する会社の基本的な考え方、右とか左あるし、主張が異なる。ネットニュースは出所分からないから不正確なものが多いし、テレビのコメンテーターは専門家でもないし。何が正解か分かりません。
報道のあり方について、ズバリご意見を出していらっしゃる市長さんがおりました。千葉市長様からのメッセージです。
安易な報道から距離を置き、正しい現状理解を:(出典:千葉市 ようこそ市長室へ 更新日:2020年5月1日)
私も感染症の専門家ではないので、本当の評価は出来ませんが、なんでもかんでも、諸外国の政策と比較するのはどうなんだろう?と思っています。
大体多いのは、諸外国の良い政策(例えば、休業した会社や個人への国からの直接的な補償)と日本の政策を比べることです。それで、政府を批判する。個々の事案について意見は色々あるのかも知れませんが、諸外国の一番良い政策と、日本の一番ダメな政策を比べているようにしか見えないと感じました。なんでも政府の政策を批判、諸外国を称賛するのは疑問です。
PCR検査が少ないのが問題だ!という報道がありますが、それは本当のことなのか?技術的な問題、マンパワーの問題で増やしたくても増やせない理由もあると思うし、そもそも、日本の対策の目的(重症者を増やさない、亡くなる人を最小限に抑える)のためにPCR検査をもっと増やすことは本当に必要なのか?医療の現場の意見はどうなのか?実際、日本の死亡者数は諸外国に比べて圧倒的に少ないのは事実ですので。
私たちが情報を得るリソースはネットだったりSNSだったりで、非常に限られたスペースで端的なタイトルで目にすることが多い。そうなると、物事の一部分しか報道されないので、情報を受ける側は正確な判断が難しいです。政治家の発言の一部分を切り取って、その人が伝えたいことが捻じ曲げられて報道されるのと一緒。そう考えると、メディアの役割は何だろうかと思ってしまいます。
テレビの報道番組でも、結局は限られた時間内で、出来事の本質とは異なる分かりやすいストーリーが作り上げられているのではないかと思ってしまいます。それは不安を煽って視聴率を上げているようにしか思えない。私が先日記事で書いた町工場の報道もそうです。問題の本質、もっと困っている人たちの声が伝わっていないのではないかと。
そんなこと考えているので、ワイドショーなんて絶対見ないし、NHKばかり見てしまいます。娘には「つまらない」って文句言われます(笑)現状、家にいることが多いので、テレビを見る時間も増えています。テレビ局は番組を見てもらえれば収益はあがります。となると、正確とは言えない情報でも視聴率を上げればテレビ局の利益につながるので、不安を煽るなどして引っ張った方がテレビ局にとっては良いのでは?と思ってしまいます。そうなると、テレビ局をはじめとするメディアの役割は一体何なのか・・・。
東日本大震災の後の民放各局の報道を見て愕然とした思いは、今回のコロナ騒動でより強くなりました。本当の姿を正確に報道するのは、難しいことなんでしょうかね。