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自分で製品を販売するにあたり気が付いたこと。

以前から記事にしていますが、何社か合同で製品を開発しており、私も少し関わっています。今まで数多くのお客様に製品を製造・販売してきましたが、自分たちが主体で製品を考えて売ることは初めての経験です。消費者に直接販売するという意味です。

合同で開発・販売となると中々難しい面も多いのですが、今回のプロジェクトで数多くのことを学んでいます。協業の難しさはありますが、今後の仕事に十分生きると思います。販売することで、その製品に責任を負う事になります。現状の仕事でももちろんその責任は感じておりますが、今、ご注文頂いているお客様はお互い知っている仲です。なので、仮にトラブルが起きても解決する方法はたくさんあります。こちらのミスであれば、再製作して再納品すれば済みます。

ただ、相手が知らない方たちばかりですと、そう簡単にはいきません。特定のお客様であればご要望を聞いて、製作工程に活かせば良いのですが、不特定多数に販売することは大きなリスクを伴います。それをどう回避するのか、注意書き等、かなり綿密に考えなくてはなりません。

また、そのようなリスク面以外に、どう製品を見せるのか?不特定多数の方々にどう思ってもらうのか?それを考えると、製品自体はもちろんですが、パッケージ等も考えなくてはとなります。今までには無かった視点です。

性格上のことですが、やはり私は慎重なタイプなのだと実感しております。それが良いのか悪いのかは分かりませんけど、そうは言っても譲れない部分もあるわけです。きちんと決まらないと気持ちが悪いのです。先日、弁護士さんに製品の安全性を聞いたこともその一つです。人によっては心配し過ぎと思われるかも知れませんが、性格上、どうしようもないのです。

とにかく、合同で製品を考えることをスタートして以来、勉強することが多い。これも、コロナがもたらした試練なのかも(笑)今までの悩みと違う部分もありますが、今まで知らなかったことです。良い経験となっています。今後の経営に活かせそうです。