トラブルは仕組みで解決する?いや、人間同士だから・・
今日は午後、久しぶりに納品で外出。外出時はずっとラジオを聞いています。良い気分転換です。
今日ラジオでお悩み相談会があり聞いていました。内容は、ズバリ、会社での人間関係のトラブル。よくありますよね、うちの会社でも、言った言わない、誰が原因か?のトラブルはあります。どこの会社だって同じです。他人同士が集まる場所ですから、性格の違い、能力の違い、適正の問題、突き詰めれば原因は多種多様です。
では、どうやって解決する?人間同士だと感情が入るから、論理的には解決できないことも多い。なんで、この人に言われなくてはならないのか?とか、落ち着いて、紙にでも書いて、問題と解決策を考えれば正解はでるかも知れませんけど、忙しい日常の中では、感情の行き違いがあって、そんなことは出来ない。それが原因でトラブルが大きくなったりします。
ラジオのコンサルの方が言っていた解決方法は、会社側が仕組みを作る。客観的な結論になるような仕組み作りをすればトラブルは出ませんと。いや、理屈は合ってるけど、そうは簡単にいかないよ!っと突っ込んでしまいました。仕組みを作っても、その仕組みの中で動くのは人間同士ですから、機械のようにはいかないのです。トラブルの原因は、誰かのミスであることが多いです。伝達し忘れたからとか、そもそもその仕事を忘れてしまったりとか。もちろんミスはダメですし、会社側が仕組みを作ればトラブルは減るかも知れません。でも、完全に無くすことは出来ないし、解決しても新たな火種は日々出てしまうのです。
時には忙しさが、実は解決策だったりします。ここで、考え過ぎても仕事が前に進まない!と思えば、怒りの感情などは自然と消えます。というか、後回しでいいやって思える。私も色々とトラブルを見ておりますが、忙しいことが最良の解決策!と思うことがあります。何があっても仕事を前に進ませること!が、揉めている中でもみんなの共通目的になりますから。共通の目的を遂行する上で自然と勝手に答えが出たりします。
その忙しさが無くなると、自然と自分の感情が表に出てしまうのかも知れません。そうなると感情のこじれなどが表面化してしまう可能性もある。私から見れば、本当に申し訳ないけど、揉めているのは分かるけど、最低限、仕事はやってね!と思ってしまいます。つまり、誰が正解で、誰が間違っている、とは答えを出すのは避けたい。やはり、みんな自分の持ち場がありますから、それぞれの言い分は良く分かります。能力の問題!と結論付けるのも危険です。成長曲線も人それぞれだし、仕事のペースもそれぞれある。誰かの意見だけを優先することは出来ないのです。みんな生活だってかかってるわけだし、それぞれが見ていない場面で、追い込まれていたりするのです。だから、どうしようもなく感情を爆発させてしまうと、あとで自分が困った時に苦労する(笑)仕方ないよ、みんな人間で感情があるから。
だから白・黒はっきりさせる訳にはいかないケースがほとんどです。ミスをしてしまった原因を突き詰めれば、その人の能力だけで説明できるものでも無いのです。だから仕組みだけでは解決できないし、そもそも、その都度解決する必要もない。こっちが正しい!そっちは間違っている!という単純な答えを出すことは、その場の当人だけが満足するだけであり、全体の解決にはならないのです。完全な人なんて一人もいませんから。だから、仮に仕事が合わないから、会社を変えた方が良いよ、という結論を私が出すときはよっぽどの時です。
完全な解決より、時にはグレーゾーンな答えでいいんです。これが、お客様に迷惑をかけるほどの問題になった場合は白黒付けますがね。そんなことも過去にありましたが(笑)
そうは言っても、会社(=私)としては、みんながぶつからないような仕組み作りは必要です。時にはITを使って業務フローを分かりやすくするとか、覚える負担を軽減させるとか。誰かが頑張って情報を検索する手間は出来るだけ省きたい気持ちは常に持っています。はい、常に気にしていますよ。会社は、起きている時間の半分を過ごす場所だから、出来るだけストレスフリーな環境にはしたいと心から思っています。それは私の仕事ですね。