外注さんとは長く付き合いたい。

うちの会社も長いことやっていますので、外注さん＝協力工場さんの数も増えていきます。でも、実は、頻繁にお願いする会社さんはかなり限られています。1工程＝1社さんだけだと不安だから、何社さんかに分散しますが、結局、ある特定の外注さんに依頼することが多いです。そもそも、廃業が多くて、そんなに広げられないのも事実ですが。

コスト！コスト！で考えていけば、安い業者さんを探せばよいのですが、安くて品質が良いところはあまりありませんから（笑）良い外注さんを持つことって本当に大事。良い関係を築くにはやはり時間が必要です。時には、不良の原因はどっち？で険悪になることもありますが、、（笑）、、そんなもめ事があっても関係が続くのであれば、やはりお互いが必要という事でしょう。長い付き合いの中で、ここまで踏み込んで良いとか、こう言っちゃダメだよね、なんていう勘どころが分かってくるものです。

うちの付き合いのある外注さんは、数人でやっているところも多いです。分かり合えてくると本当に楽しいです。依頼したいことが、電話一本、数分で理解してくれて、翌日にはモノがあがる。気持ち良いです。今、密かにあるプロジェクトを進めていますが、今までの仕事の延長線上だから、伝達も楽。最終形を共有できると、それぞれアイデア出てきます。付き合いが浅いと、相手もプロだからプライドありますし、私の提案なんて聞いてくれません。それが職人です。でも、付き合い長いと、案外あっさり試してくれることも。やっぱり、日々のお付き合いの積み重ねです。

私が考える町工場発の情報発信とか、製品開発とかって、こういう部分なんです。普段、工業製品とかで普通にやっていることを、方向変えるとこう見えるよ！っていう部分。それを発信したいのです。私が本当にこの仕事やっていて良かったと思う瞬間は、製品を受け取った人が喜んでくれた時。ネット受注が主ですから中々顔は見えませんが、製品が出来上がるまでのやり取りを通して、最終でこうなりました。ほら、きれいでしょ！はい、きれいです！ありがとう！この瞬間なんですよ。それを外注さんと共有したい。お客さん、喜んでいましたよ！っていう部分です。

コロナの中では色んなこと考えます。外注さん達との付き合いもその一つ。お互い大変な時だから、協力し合います。少しでも仕事出したいし。忙しいと普段話せないこと話せますしね。そんな関係も今後の付き合いの中で大事です。少しでもお互い成長したいです。あなた達の仕事は、こういう形で世の中に役立っているんですよって、そっと伝えたい。そんな役割を担いたいです。町工場LOVE！！