何とか踏んばる。
先日、お得意さんと注文のことで電話。その担当の方は、いつお話しても「うちは忙しいよ!」と強気の営業マンですが、珍しく弱気。やはり魔の8月なのか、仕事の入りはあまり良くなさそうでした。本当の内情は良く分かりませんが、その人は営業の能力は本当に高くて、色々な仕事を本当に取ってきます。その人が弱気なところを見ると、やはり景気は本当に悪いんだなと実感しました。
うちの会社の8月は対昨年と比べてかなり良くないです。大体夏はヒマになると言われていますが、稼働日が少ないので、結局は仕事はすぐに一杯になるのが通常です。今年は様子が違います。一番の要因はお得意さんのお休みでしょうね。オリンピックの予定だったので、ここ1か月で、1週間程度の長いお休みが2回、そりゃ注文入ってこない訳です。見積もりや仕様確認が進まず、なかなか注文までになりません。
とは言っても、何とか踏んばっている感じです。持続化給付金の対象である売上半減までは下がりません。雇用調整助成金が出る休業も今のところほとんど使ってはおらず、何とか踏んばっているとしか言いようがない。本当に踏んばるというのはこういうことだと実感しています。
今日も営業日にしましたが、さすがに1日持たすことは難しいです。お客さんや外注さん、ほとんどお休みです。なので、半日、午前中のみの営業になりました。仕方ないと割り切るしかありませんね。
社員たちは、実際に加工や検品を行っていますから、私よりかは仕事量について敏感だと思います。私は社員たちより大きな目で会社の数字をみていますから、最低これくらいの仕事があれば大丈夫と分かります。損益分岐点ってものです。仕事によって利益率も異なりますし、月ずれで月次の売上も大分変わってきますので、目の前の仕事が当月の収益に反映されないこともよくある話です。なので、心配しないでください。まだ大丈夫です。今までやってきているように、手が空けばどんどん先の確定注文を進めてください。今のその作業が、今後に必ず活きてきますので。特に短納期注文にスムーズに対応できる。残業せずに収益上がれば、その分、賞与として還元されます。
これ以上、仕事が薄くなっても、休業での雇用調整助成金の申請など、まだ手は残っています。とにかく、のらりくらりで良いので、踏んばりたい。それだけです。
通常夏休み明けは、秋に向けて仕事が増えてくる時期です。今年は期待薄かな(笑)でも頑張りますよ。取れる仕事は取っていきたい。また、仕事に追われてあっという間に1日、1週間、1か月が終わる日常に戻りたいです。1年くらい前のMAX状態でなくても構わない。あと、10%くらい仕事が増えれば十分。その日が戻ってくるまで粛々と仕事を進めていきましょう。