過信と慎重の間を彷徨う
正月休みあけですぐに3連休。あー!これで仕事が止まっちゃう!なんて思っていましたが、私にとっては必要な3連休でした。正月休み明け、急遽出た緊急事態宣言、やはり今後が不安になりますので、気持ちを落ち着かせるための時間、また、年明け不安視していた受注状況ですが、割りと注文入ってきました。年明けは通常受注が少ないので、想定よりずっと良いです。そんな受注をさばく時間も必要でしたので、連休の最終日は仕事させてもらいました。年明け仕事スタートの時間も会社や担当者によって様々かと思いますので、実質の正月休み明けは今日1/12〜かと思います。そのための準備にもなりましたね。
年があけても品質管理について、今年も頭を悩ますことも多いかと思います。昨年末に事故が重なったこともありますが、品質管理の大事さの再認識は今年も続くと思います。そうなると、仕事ひとつひとつ慎重になります。それ自体は良いことですが、そうなると、全ての仕事に対し猜疑心を抱くようになるのです。
極端なこと言いますが、道を歩いていて、車が通るたびに交通事故が起こらないかどうか心配で仕方ない、そんな感覚です。なので、車が通るたびに立ち止まって左右を確認する。大袈裟かもしれませんが、実際の作業者や検査担当はそのような思考になります。そして私も同じ。何か案件があると、全てのリスクを考えるようになるのです。
このような感覚は、自分たちの能力を過信しすぎることを矯正するにはとても良いことです。ただし、あまりに慎重になりすぎると効率が悪くなりますし、それ以上に自分の仕事に自信がなくなってしまうのです。それは良くないです。
なぜかと言うと、問題になった案件は、全体の件数からすれば1%にも満たないものです。だから軽視するわけではありません。事故への対策を考え、同じことを繰り返さないことは大事なことですし、レベルアップには必要な修行です。
ではなく、残りの99%は大丈夫だってことを再認識して、自信を無くさないことが大事かと思います。つまり大丈夫なんですよ!!1%の確率で起こってしまった事故に対して、きちんと誠心誠意対応していれば、残99%は自信持って今まで通りやっていけば良いです。
そんな感じで、自社のことについては、過信と慎重の間を常に彷徨っています。今は大分、慎重寄りですが、それで良いんです。減点主義が行き過ぎれば自信を無くし、良くない方向にいきますよ。不審の連鎖で良いモノづくりができるわけないんです。慎重になりすぎている今、新たに立ったアンテナ、今は一回一回見ていかなくちゃいけないから大変ですよね。でもね、そのうち、脳みその一部にそのアンテナが自動的に収納されます。今までもその繰り返しですから。大丈夫。
こんな自信を失うことも時には必要ですけど、間接的にコロナ禍の影響もあるんではないかなと。あくまでも私の考えですが、何か見えないストレスの中、しかももうすぐ1年になりますし、許容出来たことが出来なくなる、一つの心配が全体に思えてしまう、そんなこともあるのではないでしょうか。私自信もそれは感じています。余裕がないから、以前は見えていたものも見えなくなってしまう。
今回の記事をコロナに結びつけるのもどうかと思いますが、解決する道筋を考え実行することもコロナに負けないよ!っていうことかと思っています。