不況期こそ投資 改めて、高収益企業から勉強です。
今週の受注状況は本当に少ない状態です。あきらめた(笑)もういいや。来週復活を祈ります。おかげで私の溜まった仕事は掃けつつあります。目の前のこと以外にも、少し目を向ける余裕が出来ています。久しぶりに銀行の担当の方とお話も出来ました。これで、社内の溜まった仕事の負担も少し減れば良いなと思っています。なんか、最近、本当に慌ただしく、余裕がまったくなかったので、私にとっては良かったのかもしれませんね。
以前、高収益企業から学ぶ、という内容でエーワン精密様の記事を書いたことがあります。たまたま、前社長の梅原さんの記事を改めて読みました。記事は昨年の3月で少し古いのですが、10年以上前に伺ったお話と全く同じ内容でブレていません。
上場されているので、財務諸表が閲覧できます。6月決算です。前期(2020年6月)は前々期15%減、今期の四半期決算の数字を見ると、その前期の数字よりさらに30%程、売上が減っている状況です。でも、利益は出ています、それがすごい。主力製品のコレットチャックとは、加工機で使用します。主に自動車の減産が響いたようです。そりゃ、あれだけ止まれば減りますよね。
梅原前社長、最初にお話を聞いたのはリーマンショックの真っ只中でしたが、今回はそれ以上の荒波の中。お話している内容はリーマンショックの時と全く同じで、「無理をして仕事を取るな!」ということです。つまり、価格は守りなさいと。一度下げた価格を元に戻すのは本当に大変だと。
それより、不況期こそ、次の好況期のために投資をしなさい、という教えです。それは人の採用、また設備増強や、敷地を広げるなど。リーマンショック後に建屋を増やしたそうです。その後、新しい建屋で景気が戻る中、新規事業を始めたとのことです。
不況期にいるとトンネルが終わる気はまったくしないです。でも、梅原前社長は、戦後から今まで、色んな不景気・好景気を経験しているから、不景気のあとは必ず好景気が来るんだと。それは経験からくる確信だと思います。景気には必ず波ある。きっと、今回のコロナ不況だって同じことなんです。
好景気になって投資しても、設備や土地は高いし、人も集まらないし、そんな悪条件で投資しても、準備が出来たころには好景気は終わる。そうでなく、逆張りで、不景気の方がコストが安く済むし、良い人材も集まりやすい。よく考えれば当然のことなんですが、不況期中にそれを実行できるのか?ということですね。そう実行です。やっぱりお金は残しておきたいですし。考えるのと、やるのは全然違います。
そんな記事読んでいたら、いちいち仕事の波でドタバタしているのはやめようと思いました。はい、来週も前向きにいきます。
今週もお疲れ様でした!!