材料が欠品とか、怖いんですが。
なんか最近、材料入荷に時間がかかることが何度か発生しております。たまたまだと良いんですが、金属、樹脂、両方ともです。
たまたま欠品することは良くあります。材料は材料なので、こちらとしてはすぐに入荷すると頭の中では思っています。受注生産ではなく標準品ですから。早ければ翌日、遅くても2~3日あれば入ってくる、と勝手に考えていますが、実際はそうです。
そんななか、普通の材料でも、材料メーカーの受注状況がひっ迫して・・・とか、そんな理由で納期がかかる例がここ最近で3件ほどあり・・・。では、もっと早くに注文すれば良い!なんて思いますが、材料は注文すればすぐ入るという先入観から忘れてしまうものです。
納期遅れの原因が「たまたま」で無い場合、恒常的に需給バランスが崩れて、供給遅れの場合、これは覚悟しないといけません。コロナ禍で、世界中のバランスが崩れています。ロックダウン等で工場の稼働が減り供給が減っている。一部の業界の需要が非常に高まっており、材料を大量に使う。そうなれば、材料不足は明らかです。
うちの会社が今、非常に混み合っているのは「たまたま」だと思うんです。でも・・・・、少しだけ、これはもしかしたら、本気の回復の始まりかも、って少しだけ思うようになりました。溜まっていたものがドバっと来た感じで、期末ってこともあるかと思いますが、、仕事の出方が異常です。一瞬だけど、コロナ前くらいの勢いがあります。しかも、お得意様の中には今だ静かなところありますから、これが全体的に回復すればとんでも無いことになりそうです。
今までの不景気からの回復の流れでは、仕事をこなすのは自社ですから、自社が頑張れば良かったのです。でも、材料不足が発生するともっと深刻です。で、サプライヤーも減っているわけですから、色んな意味で供給が追い付かない状態になります。作りたいけど、作れない。
その状況が自社にどう影響するかといえば、、、まず、売上がそこまで立たない、で注残がひたすら積みあがる。でも、注文は入る。注残がもっと増える。納期遅れる。怒られる。調整する。そんな状況が想像できます。で、他社にも聞いてみる。やっぱり材料無い。そんな状況です(笑)
納期調整って本当に大変です。こちらを優先すればこちらが遅れる。今はすでにそんな状況で、納期遅れがポツポツ発生しております・・・申し訳ございません。これで本格的に回復基調になると・・・ちょっと怖いです。いや、ほんとに。
半導体需要の高まり、100年に一度の自動車産業の転換(電気化)、売れないものはどんどん淘汰される、そんな転換期にコロナ禍が相まって、、製造業はカオスな状態かと思います。
最近、私は小さなミスが多いんです。社員も多いかも。で、実はお客さんとか外注さんも多いんです。今ままであまり無かったと思う。この変化の中、通常でないことが多く、それでミス連発な感じなのかな。落ち着いてやってるつもりなんですがね・・・。
2月はかなりの受注量で、結局終わらずっていう案件が多かったです。3月のスタートは結構静かでしたが、積みあがった注残にどう対処するか・・・です。今月も頑張らないと!