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内製か外注か、銘板屋の悩み

求人中ということもあり、社内業務を改めて見直しする段階です。社内で何をする?外注さんに何を依頼する?その線引きで悩み中です。

うちは「銘板屋」ですので、お客様からは「銘板」の注文が来ます。それは当たり前なのですが、銘板にもたくさんの種類があり、加工は多岐にわたります。

加工が多岐にわたるってことは、必要な設備や技術がたくさんあるってことで、すべてを内製で間に合わせるのは無理があります。また、その時の受注状況によって稼働する機械設備が変わりますので、常にフル稼働ではありません。今までの私の方針で、デジタル化を積極的に進めておりますので、デジタル関係はほぼフル稼働ですが、それ以外は受注状況によります。

そのため、製造部もマルチタスクが常に求められる。それはかなり高度なことなんだなと、私は常に思っております。柔軟性と一言で言っても、頭の中のアイデアではなく、実際の加工なのですから。理解力だけでなく、実際のスキルと、度胸も必要です。

特にうちは多品種少量生産です。そのため、例えば金型が必要なプレス加工など、セットに30分、実際の加工が5分っていう例もあるんです。つまり段取りの方が時間がかかったりします。その加工の順番を決めるのが実は難しいのです。お客様からは「納期」の要求がありますが、現場は出来るだけ効率的に仕事を進めるため類似の加工をまとめたい。例えば穴あけもです。φ3.5の仕事があれば続けたいし、穴径を変える段取り替えも時間かかりますので、同じ径の仕事をためておきたい。とても良く分かります。

そのため、毎朝ミーティングでスケジューリングを決めるのですが、段取り、実際の加工、そして検品までを一連の流れで調整するのは結構大変です。特に今は期末です。仕事も多いですが、変更も多く、納期も前倒しになったり後ろにいったり目まぐるしいのです。

何の設備を保有するのか?これは、外注費とのバランスによりますが、技術的な要素も大きい。熟練になるまでどれくらい時間がかかるものなのか?特に、今はコロナ禍の影響や、外注先様の年齢層によって、あとどれくらい加工を依頼できるのかも不透明です。そんなこんなで、考え始めると本当に複雑なんです。

そんなことを解決するために、自社でどこまで頑張れるのか?それは新しい求人にも大きく関わってくる。あー、悩ましい。ブログ書いていても、どうも簡単には整理できそうにありません。考えをまとめるのがブログの役割ですが、、、まぁ、、こう本気で悩んでいることもテキストに残していくのもありかなと。そして、明日は明日やらなくてはならないことが山積みです。直近の仕事を捌くことと、将来を見据えた業務分担。しばらくは、悩みが尽きる事はあり得ませんね。