うまく行かないと、誰かのせいにしがち
なかなかコロナ感染者が減りません。また、ワクチン接種も始まったばかりですので、まだまだ接種した人数は少ないです。どうもうまくいかないところで、オリンピック強行が現実味を帯びており、国民全体でのストレスは増すばかりです。
そんな報道が最近は特に多いですが、振り返ってみると、私たち一人一人の生活は、新しい日常に順応しつつあり、日用品の買い占めも無いし、また、在宅勤務は増えましたけど、昨年ほど仕事が止まることもなく。異常事態の中での日常が定着しつつあると思います。
コロナの終息がうまいこといっていない事を、すべて政府や誰かの責任とした報道は多いですし、ワクチン接種の予約システムの欠陥を、デタラメは番号や生年月日を入力して、ほら欠陥です!みたいな報道もありました。スピード重視でシステムを稼働させたわけだから完璧なものは出来る訳なく、それを承知で、出来るだけ混乱ないように入力してもらうような報道の方が今はみんなの役に立つのではないかと思います。この異常事態に、何でもかんでも批判するような考え方はどうかと思います、本当に。何でもやってもらのではなく、自分たちもその不完全なシステムの中の当事者であることを忘れてはならないのです。より良い方向に向かうように自分で考えて行動すべきかと思います。
うまくいかないこと、これは普通の仕事でも起こりうるわけです。誰々がミスしたとか、伝達し忘れたとか。本当によくあります。ただ、みんなサボっておらずうっかりミスであれば、そんな時はフォローすべきです。これはきれいごとです。当事者だと、相手を責めてしまうかもしれません。その状況でもグッとガマンが、本当の協力だと思います。口で「大丈夫、大丈夫」とよく言いますよね。その言葉を覆して最終的に責めてしまえば、その大丈夫です、の言葉の信頼性が無くなってしまうのです。
個々人の確認作業を出来るだけ減らすことで負担は減るものだと思っております。そうなると、何でもシステムというか、仕組みが必要です。その仕組みは時には理由を説明することなく作り上げる必要もあります。作った仕組みの中で動いてもらうということ。色んな人の意見聞いても全員の要望を取り込めることは不可です。だから、どっかのタイミングでこうしよう!って決めてしまって、あとはそれに従ってもらうしかないのです。そのルール決めというか、とにかく都度考える手間を無くして、単純作業に落とし込み。そんなことが必要です。難しいけど。
それでうまく行かないのであれば、個々人を責めるのではなく、その仕組を改善しようという思考になると思っています。個々人の能力はバラつきもあり、その場その場で考える時間があるかどうか?っていうタイミングの問題もある。だから、何でも人に任せるのは良くない。うまく行っていないのであれば、能力がバラついても、タイミングがそれぞれ異なっても、スーッと流れる仕組みを考えないといけないんですね。
何だか抽象的ですが、会社で仕事やっていればよくあること。毎日起こっていることです。それを人のせいにして、その人が順応するまで待つのは限界があります。出来ないのであれば、出来るような仕組みを考えないといけないです。