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コストか?スピードか?

最近、ある人のYoutubeにはまっております。以前、2チャンネルの創設者の「ひろゆき」さんです。この方、オブラートに包まない意見をバシバシ発信しており、とても面白い(笑)賛否両論あると思いますが、鋭い意見であることは間違いなく。「無能」と簡単に言うあたり(笑)刺激的です。

そのひろゆきさんのチャンネルですが、実はまとめチャンネルとか、他の人が勝手に作っているそうです。なるほど、チャンネル名がたくさんあるなと思っていました。なんで自分でチャンネル作らないかというと、勝手に人にやってもらった方が楽だからだそうです。常に合理的で、そこはブレません。

今回記事にしたかったのはそこではなく、システム開発における日本とアメリカの違い。とても興味深かったです。コストなのか納期なのか?

あるシステムを開発する際、仮に3か月で600万くらいかかるとします。日本の場合、そこを何とか500万にならないか、400万円にならないかと、どうしてもコストダウンの話になる。アメリカの場合、そのシステムが将来利益を生むものであればコストより納期を重視するとのこと。3か月の納期を半分に出来ないか、と。つまり、回収が見込めるのであればとにかくスピード。仮に納期が半分になるのであれば、もっとコストかかっても良い。とにかく「早く!」やりたい。

スピードというか、早く作った方が勝ち!みたいな感覚、それに応える資金も循環しているからだろうと思いますが、その感覚の違い、私もたまに感じます。

もちろんコストも重要なのは分かっておりますが、そのコストダウンをする過程もコストがかかります。流れているものを、代替品等でコストダウンするのは理解が出来ますが、コストありきの話ばかりだと、そもそも製品を作ってリリースするのが目的なのか?コストダウン自体が目的なのか?分からなくなってしまいます。

仮に長いこと時間かけて、たいしてコストダウン出来ないのであれば、リリースが遅れて生じる機会損失の方がはるかに大きくなる。色んな意見を集めて何かを始めることでリスクは軽減出来るかも知れませんが、その代償も大きいことを忘れてはいけません。たった数万円とか数十万円削って、数百万、数千万の仕事を逃すのなら、勿体ないという言葉では表せないほどの損失です。

設備投資でも同じこと言えます。どこまでお金をかけるかは?どこまで求めるのか?によると思います。かかるコストばかり気にするのはなく、このオプション付ければ作業効率が飛躍的に向上する!っていう自信があれば、躊躇なくお金かけるべき。ただ、、それが本当に必要か?は吟味しないといけませんから。メーカーの営業マンは良いことしか言いませんから(笑)その判断、突っ込んで突っ込んで聞いて、そのしつこさと冷静で客観的な判断は必要です。

職人的感覚とか、イメージで重宝されがちですけど、実は数値に簡単に置き換えることは出来るんです、思った以上に。人間でやるのはここ、機械はここからの線引きをきちんとして、やる価値あればお金かけるって判断ですね。

コロナで、色んなことがグチャグチャになりつつあります。戦後ではないですけど、何でもスピードというか、やったもん勝ちなのかな、って最近思います。