AIで出来ないこと それが残る仕事かと思います。
単純作業はどんどんIT化され、AIの登場で人間から奪われる仕事がたくさんあると言われています。どの職種が無くなるか?など、色々なメディアでリスト化されています。
あのアパホテル。出張に1年以上も行っていないので遠い昔の記憶ですが、昨年のお正月、仙台駅前のアパホテルを利用しました。チェックインもチェックアウトも自分でやりました。あっという間に終了です。コロナ禍では対面の仕事がタッチパネルにどんどん置き換わっております。
では、人間がやる仕事って何が残るのか?ですが、「考える仕事」はすぐには置き換わらないと思います。でも、AI化でそれも時間の問題かもです。
考える内容が単純なものであればそれもコンピューターに置き替わっていきます。ただし、単純な内容でもコンピューターに教える手間が発生しますから、だったら自分で今やった方が早い仕事はAI化しなくても良いのではないでしょうか。費用対効果。うちも最近自動化とか機械化を考えていますが、不定形なもので、段取り替えが頻発するものは自分でやった方が早いんですね。あくまでも自動化できてメリットあるものは、定形のもので、大量にその作業が必要な時です。だから、定型外で大量でない時はコンピューターに教えている間に終わってしまうこともあるかと思います。
あと、コンピューターに置き替わらないものは、相手の気持ちを読んで行動する必要がある仕事です。人の気持ちはデジタル化出来ません。ビックデータでマスを相手に全体の傾向を見ることはデジタル化出来るかもしれませんが、目の前の相手がその他大勢と同じ気持ちなのか分かりませんので。モニターにその相手の精神状態は表示されていませんしね(笑)
だから、効率を追い求めすぎて、対人関係を軽視したり、相手の気持ちを考えずに自分の都合ばかりを優先してしまうと、それだったらAIにやってもらった方がいいや、という結論になってしまう可能性もあります。なぜか?それは誰しも人間関係でもめ事を起こしたくないからです。機械やコンピューターであれば、自分の仕込み次第でどうにでもなるし、自分の責任という結論に至ることが出来ます。面倒な人間関係より、その仕込みの手間をかけた方がずっと楽、そう思うのは当然かもしれません。
職種ごとに人間がコンピューターに置き替わるのは時間の問題ですが、その中で自分が出来ることは何か?を考えた方が良い。コンピューターでは1+1=2ですが、人間関係がスムーズでお互い理解しあって相手の気持ちや立場を考えて行動すれば1+1=10になることだってあり得ます。つまり、仕事をする上でも相手の気持ちを考えなさいということですね。単純作業の自動化はゴールが決まっていて得られる利益も限定的です。でも、人と人が連携して得られる利益は無限だと思います。つまり、ゴールをどんどん先に移すことが出来るのです。それはコンピューターには出来ないことです。
連携してクリエイティブなものを考える。将棋の戦略はどんどんAI化されています。人間が勝てなくなってしまっています。ただそれは盤の上のみで起こっていることで、私たちの普段の生活や仕事はもっともっと選択肢が多い。すべてコンピューターに置き替わることなんて出来ないのです。そこが生き残る術ですかね。