うちの仕事は、小さいものの集合体
よく聞かれますよね?メインのお客様はどこですか?って。もちろんうちにもありますよ、超大手様。もう何十年とお取引させて頂いております。
逆に言いますと、そのような大手のお客様は、ここ何年も増えてはおりません。というか、そのような大手さんとお取引させて頂くには口座開設が必要で、なおかつ、最近では品質管理基準、あと、環境調査もあり、なかなか新規の下請けには振れないのも実情じゃないかと思います。
そのメインのお客様ですけど、その中でも部門ごと、子会社様、一次下請け様(=組立メーカー様)、かなり細分化されており、実は1社の比率がとても少ないのです。一番のお客様でも数%しかありません。だから、売上の構成を見ると、たぶん引きます(笑)こんなに細かいのって(笑)たまに、スポットで大きな金額の仕事決まりますが、その時は単月で売上NO.1になったりします。よく、お得意様から仕入先調査票の依頼が来ますが、そのお客さんの比率0.1%で、その他大手さん以外〇〇%以上とか、あまり参考にならないのでは、と思っちゃいます。
うちは銘板作成専門だから、実はお客さんがどのように使っているのか知りません。でも、ごくたまにSNSとかで見かけることがあり、そのヒントを探っていくと気が付くんですよ。今、どの分野が盛り上がっているかって。コロナ以降、どうも注文多いな?っていうお客さん達をたどると、同じ業界だったりします。しかも、大手メーカーさんではありません。
どこが盛り上がっているか?それは口が裂けても言いませんが(笑)そのような流行の波に実は乗っているんだって、後から気が付くんですね。
私、それ気が付いた時に、逆に売り込みかけよう!なんて、1秒だけ思いました。でもやめました。ガツガツ売り込まない、このポリシーは守ろうかと思います。
私の周りで、個人とか少人数の会社さんで、儲かっちゃっている人何人か知っていますけど、ホームページ持っていない会社もあれば、独自ドメイン取っていない会社もあります。つまり、そんな窓口必要無く、きちんと仕事入ってくる流れにいれば、仕事は入ってくるんですね。だから、私はその仕事の流れの中に常にいるように努力しております。
お客さんが有名でも有名でなくても、うちにとってお客さんであることは変わりません。相手の会社の規模によって対応を分ける訳ではなく、そのお客さんの要望に応えること、これが継続的なお取引につながると思っております。