支給データで安心してはいけません。
この記事で何度目でしょうか(笑)銘板作成の際、「データ支給」なるものがあり、うちはそのデータをそのまま使用する流れです。
結論から申し上げますと、支給データこそ気を付けろ!!です。特にデータ支給と図面が送られてきた場合です。データ寸法がそもそも間違っているケースがたまにあり、それがトラブルの元になります。例えば穴。図面にはφ4と書いてあって、データ開くとφ3とか。データ通りに進めますと、不良品が出来上がります。その責任の所在は曖昧なまま。え!検査していないのですか?って、そう言われても、普通は頂いたデータを信じるものです。お客様のデータだから、改めて検査することはほとんどありません。なぜか?それではデータ支給の意味が無いからです。
見た目のデータと実際の加工データは違う事がよくあるのです。あと、色分けなど、頂いたデータをこちらで分解することもあります。色ごとにデータ分かれていれば一番助かるのですが、そうでは無い場合、特に画像データ貼り付けとか・・・・。ぱっと見だと分からないけど、よく見ると画像じゃん・・・みたいな。色分けできないし・・どうしよう・・・なんてよくある話です。
また、データ支給はillustrator形式でお願いしております。ai形式とかeps形式とか呼ばれるものです。でも、もともとillustratorで作成されたものでは無く、他のソフトで作成して変換されるケースもよくあるんです。そのデータを開くと、文字化けしたり、位置がずれたり、色んなトラブルが発生するのです。この修正こそ、一番神経を使うところなんです。
PDFは誰もが見られるものです。その見た目と、illustratorで開いたデータが違うなんてよくあるんです。いや、本当に気を付けないといけないのです。
だから、出来れば最初からうちでデータ作成させてもらった方が本当は良いのです。データのコピーだって、レイヤーの奥の方にロックかかっていて、文字が欠落したケースもあります。それはうちのミスかもしれませんが、そんなところに何でロックかかっているのか・・・その想像力はありませんでした。
illustratorで原稿作成するとよく分かるのですが、人によって使い方が様々です。私は数字が好きなので、座標や寸法をキリのよい数字にしないと気持ち悪いのです。実際のところ、手加工が多いので0.1~0.5mmくらいはずれるもの。でも、データ上、きっちりしていないと私は気持ち悪いのです。そんな感じで人の性格によってデータ作成も様々。
だから、他の人が作成したデータこそ気を付けるべし!!うちも何度も失敗しておりますので、支給データの取り扱いには慎重ですよ。それでもトラブルあります。お客様、データ支給の際は、お手数ですが、お送り頂く前に今一度ご確認いただければ幸いです。