結局仕事が戻って来る。

以前から記事にしておりますが、周りで廃業が続いている話。そして、うちは今その廃業する仲間から仕事を引継ぎ中です。

うちの会社以外でも、私と同じくらいの年齢の会社は同じような状況かと思います。お仕事受け継ぐ訳ですから、色々と責任が発生しますので、キャパという制限もあるので、お仕事増えてラッキー！！だけではないのが現実です。

で、笑っちゃう話ですが、いったん引き上げられたお仕事、結局戻ってくる、そんなことよくあるんです。今日も同じこと起きました。

一か月くらい前に、廃業予定の会社さんの社長がうちに金型を引き取りに来ました。「もう、この仕事は引き上げるから」って。了解でーす、と金型を返却しました。

そして今日、あるお客さん、これやってください！って金型を持ってきました。1か月前に引き上げた金型がそのまま戻ってきました。はい、それ、うちで抜いていたものです！って（笑）うちで書いたメモもそのまま残っていました（笑）

このようなこと、一度や二度ではありません。そんなことあるたびに、この仕事から逃げられないんだなと思います（笑）それはうちでやる運命なんです。

5年ほど前、あるオーディオ機器に取り付ける銘板のお仕事、業界ではかなり有名な会社さんでしたが、高齢で廃業しますと。はい、分かりました、で終わったはずが続きがありました。

そのお仕事自体、どこかの会社さんがすべて受け継いで、今度はネット検索でうちがヒットして、結局、うちで銘板全部を引き受けることに。一度はそれで落ち着きましたが、受け継いだ事業があまりうまくいかず、結局、他の会社さんへ移行。で、次の会社さんも、結局、うちに発注して、今でも続いております。そもそもそのお仕事は廃業した会社から引き継いだもので、その仕事に関わるようになって関係者3社廃業してもまだうちで続いています。もう運命としか言いようがないです（笑）

そんなこと起こるたびに、やはり銘板業はニッチだなと思うことと、誠実に対応していれば仕事は続くんだなと。そして相変わらず、サプライヤーは減っているなと感じます。

今日は比較的落ち着いた一日でしたが、そんなドラマもありました（笑）銘板業は奥深いです！