会社の垣根を超えた連携
今日は夜に協力工場さんへ品物を届けに行って参りました。数人でやられている協力工場さまですが、うちにとっては本当に大切な会社さんです。
職人さん気質ではないのですが、営業に関する電話が増えており、なかなか自分の作業に集中できないと。つまり、引き合いは増えているけどなかなか対応できないというお悩み。お客さんの志向もバリエーション増えているので、個々に確認事項が増えてしまい、確認することに時間が取られているようです。
このような少人数の会社さんはたくさんあり、仕事はその人の腕ひとつで決まる。だから、本音では一つの仕事に集中したいそうです。
最近、そちらの会社様の営業窓口をうちの会社が引き受けることが増えてきました。うちはまだ新規のお仕事に対応する余力があるので、まずうちが受けて、その協力工場に得意な加工だけをお願いする形。会社の垣根を超えたお付き合いです。加工価格の折り合いは最初につけて、お互いに得意な業務を引き受ける。今はそんな関係性になっております。
このような横のつながりは以前からありましたが、実は他の協力工場さんとも同じような話が進んでおり、やっぱり工場自体が減っているし、担い手が減っているんだなと実感しております。
私は3代目の経営者ですが、自分の使命として感じることは、自分の会社もですが、業界全体を整理する役目があるのではと以前から思っておりました。私が会社に入ってやったことは、昔の体制から徐々に移行して、時代にあった会社にすること。同じような感覚で、自分の会社だけでなく、周りも巻き込んで、銘板業を後世に引き継ぐための整理役なんではないかと思っております。
一つ前の世代はバブルや高度経済成長を経験してバンバン拡大していた時期です。それは、今や遠い昔の記憶であり、負の遺産を含め、今の時代に沿った形にしないといけません。その狭間にいるのが私達世代なんではないかと思っているところです。
何か、そんな難しいこと考えてしまった(笑)まぁ、私は楽しんでますが(笑)