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多品種少量生産は、定型パターンが無限大。

無限大の定型パターンって、すでに定型パターンでは無い気がしますが(笑)仕事を構成する私から見ると定型パターンは存在します。

最近の悩みは、その無限大の定型パターンを、どうやって人に伝えるかです。特に入社間もない社員たちにです。増員前に入社した社員たちは、私と一緒に自らが定型パターンを作ってきたので、自然と頭の中に入っています。個々の作業の前に大まかな仕事の流れを把握しているから、自然と細かい作業の動きも把握できます。で、自分なりのアレンジも出来るんです。

同じことを、新入社員に期待することは、正直、酷だと最近思うようになりました。だから、根気強く教えていくしかないんだろうと思います。なんで理解できないのか!!なんで空気読めないのか!!は、伝え方は色々ありますが、やはり伝える側の責任があるように思います。

作業が出来ると作業を理解するのは違います。作業が出来るか出来ないかはその人の器用さによるかと思いますが、作業が出来てもそのうちに次のステップへと期待される。で、ステップアップするにはその作業の本質、なんで必要なのかを理解しないといけません。それが成長できるかの差なんだと思います。

正直、私たちの、多品種少量の仕事はマニュアル化が出来ません。それはデメリットでもあるけど、フレキシブルに動ける強みでもあるんです。もっというと、それがあるから、うちみたいな小規模工場でも元気よく営業できるんです。これが決まったお客さんの決まった仕事だけひたすら続けていたら、面白いものでは無いと思います。色々考えあると思いますが、私はそう思います。

定型パターンを暗記するのか、もしくは、何でそうするのか?を理解した上で覚えるのか、それは雲泥の差です。覚えるまでの時間が全然違う。人が作った定型パターンを覚える時にそれを暗記しようとすると、無限大の定型パターンをずーと暗記しないといけません。それではキリがない。1言えば10分かってもらうということは、根っこを理解することで可能です。では、どうやれば根っこを理解できるのか?

それは、その仕事を好きになることかと思うんです。大好き!とかでなくて良いんです(笑)まぁ好きくらいで良い。仕事やって作業している時に、結構楽しいなって思う気持ち。そうでないと、ただの暗記修行だから苦行でしかありません。好きの対象は何でも良いと思います。その細かい作業が好きなのか?その製品が好きなのか?会社が好きなのか?それは何でも良いと思います。でも、その場にいて心地良いって思うこと、それが自然と仕事の本質を理解する方法だと思います。逆に好きになれないのなら、やっぱり合わないかも知れませんね。

そんな工場に若者が多数入社しました。時間かかっても良いから、仕事を好きになってもらいたいですね。