指示通りしか行動出来ないと、そのうち・・・・
相手にどうやって仕事をやってもらうのか。それは、私以外でも、社員みんな考えることです。一人で仕事は出来ません。
で、問題はどうやって伝えるか?それは、人それぞれです。人によって伝え方が違います。その人なりのスイッチというか、どこまで説明するれば、自分が満足できる結果を出してくれるかということです。
ここで問題になるのは、曖昧な指示です。曖昧な指示だと相手は困ってしまいます。例えば納期、品質、コストなどなど、仕事に関わることすべて。例えば2~3日中でという言い方、2日なのか3日なのか大きな違いです。今日やるべきか、明日で良いのか。数値が入る寸法なんてもっと具体的に言わなくてはなりません。製品寸法には必ず公差があるので、±1mmなのか、±0.1mmなのかで全然違います。
そのような曖昧な指示を明確にすることで、指示の精度は上がります。ただ、すべての仕事において、全部具体的な指示が必要である場合、その仕事は、そのうちAIとかに取って替わってしまうような気がします。今は無理!なんて思っていても、プログラム作ることはそのうち素人でもできる時代がすぐそこまで来ているので、指示を待っているだけの人はそんな危機が迫っているかも知れません。
相手に対して物凄く細かく指示するということは、まず、内容を自分で考えて、次に、その相手にあった伝え方を考えなくてはならない。結構、大変なんです。で、その指示がどうも伝わらない場合、自分でやってしまうか、伝わる方法を再度考えるのか。その過程の中で、人間だから感情が入ってきます。簡単に出来ないって言われた、とか、面倒くさそうな言い方された、だからもう頼みたくない、とかそういうことです。そりゃそうだ。じゃあ、頼まないよ、自分でやるよってなります。それは自然なことです。もう一回頼むより、自分でやった方が早ければ、自分でやった方が合理的です。誰かに依頼して、もし手直しが必要であれば最初から自分でやる。それも同じこと。自分でやると大変だから手間がかからないようなプログラムを考えてみる、出来た!!では、もうその人に依頼しなくてもいいや、ってなります。
では、AIではなく、人間でしか出来ないことって何?って本気で考えるところに来てると思うんです。いや、本当ですよ、この話。
人間同士だから、気持ちよく仕事したいもんです。イヤな仕事がAIに変わってくれるなら、変な軋轢は無くなりますから。だから、今後は、なんか軋轢が生じて仕事が無くなってしまうというより、気が付くと周りが離れていってしまう。そんな時代ではないかと思います。むしろ、全然優しくないです。昭和とか平成の頃の方が、復活のチャンスくれていたような気がします。
なんで人に何かを依頼するのか?なんで自分に依頼してくるのか?それは、自分でやるよりも、やってもらう方が良いからです。早いし正確だし、質も良いから。その前提が崩れて、おまけに嫌な気持ちになるんであれば、もう頼まれなくなります。それって、つらいことです。頼ってもらえないってこと。では、自分でやっちゃうよ、の範疇がAIとかで広がるんだから、その可能性は高くなる。
では、人間でないとできないことって何?やっぱり、それは気遣いだし、想像力だと思います。詳しくは次の記事で書きたいと思います。