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相見積もり・・聞きたくない言葉です。

Facebookでコメント頂いて、この記事書こうと思いました(笑)

相見積もり、よくあります、もちろん競争の世界。新規のお客様は大体相見積もりだし、大手の既存のお客さまも2~3社購買が当たり前。

ただ、銘板のような非常に単純な製品ですと、相見積もりは本当に難しい。というか聞きたくない(笑)理由は、コスト抑える余地はあまりなくあとは気合で値段落とすかどうかです(笑)材料費、加工費、管理費、単価は高いものでなないので、分割できないです。薄い利幅覚悟で量を期待するか、それならうちは参加しないから!って言えば格好良いですが、リアルな世界では、葛藤ですよ、葛藤。今仕事薄いなーとか、この仕事取りたいなーとか。

作る側から見ますと、相見積もりは無理して出すことがほとんどです。そりゃ勝ちたいから。それは本当のコストダウンと言えるのか・・・。

そもそも、相見積もりを依頼する会社が増えれば増えるほど、見積もりの工数も増えていくから、管理費で見れば、余計な手間がかかっているのではないかと思います。私が言うことではないですが(笑)

それより、もっとたくさん取引をして、何度もすり合わせして、筋道通したうえでのコストダウンでないと継続性がないと思います。

以前、こんなお客様いました。ネットで銘板屋さんをたくさん探して、CCメールで一斉送信した人。最低限、BCCにしないと。どんな気持ちでメールを受け取ったことか・・・。返信しませんでしたが。あと、組合の会社全部に相見積送った人もいましたね。私、その人達知ってますから。そこまで、コスト下げると言われているんですかね。相当、ブラックだと思いました。あと、仲間うちで相見積もり取った人。それ聞いて、この会社とは付き合いたくないと思いました。仲間ではなく、単価なんだと。さらにですが、毎年決まって相見積もりの見積もりを依頼してくる人。気が付いた時点で断りますが、、あまりにあからさまな場合は、見積もりの見積もりを出そうと思っています。これは無料見積もりの範囲外ですって(笑)

結局コストを下げたいのであれば、その業者と深く付き合う方が良いんではないかと思います。親しくなれば、無理も聞くし、反面、価格が厳しくなければ逆にこの値段でいいよ!って感じで。持ちつ持たれつで。ウェットな関係かと思いますが、人同士だから、義理人情あって良いですよ。この仕事はキツイからお願い!って親しい人に言われたら考えます。常にではないですけど。10社相見積もり取られるよりもよっぽど安い価格を提示します。

入札案件などは、無理していることが多いんじゃないかな、私の個人的な意見ですが。そもそも昭和の時代から続く仕事、やるところ決まってますから。そんな値段で出来るわけないですから。なので、うちは辞退することが多いです。そもそも昭和単価を相見積もりでもっと下げるのであれば、その会社さん、赤字です。その単価になるまで、相当考えて、努力しているわけですから、そう簡単に勝てるわけありません。そもそも、公の仕事は透明性が求められすぎて、儲けちゃいけない!って流れになっているのではないかなと。それでは、会社は成り立たない気がします。

ここ数年は一時期の何でもコストダウンの風潮とは少し異なってきていますが、まだまだ世知辛い世の中です。明日も戦いです(笑)